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「時流」カテゴリの記事一覧

SEOの時流

カテゴリ:時流      2006年8月 8日

新宿でSEO業界の大家が集まる飲み会に参加
私だけが、SEOのエンジニアではないのだが付き合いが古くいつも呼んでもらう

彼らは、みんな日本では「SEOって何?」というころから活躍していたのだが
最近、日本でもSEOがすっかり標準化し「キーワードポートフォリオ」という考えに移行した
たくさんの自分の持ち株を管理するようにキーワードROIの高いものを施工していくという戦略だ

SEOのテクニックだけで上位表示を狙う時代は終わり検索エンジンのルールにのっとりコンテンツを
作るというのがSEOの正攻法になってきているのだが

この飲み会での大家たちと盛り上がった話題は、「先取りキーワード」である

つまりトレンドとなるキーワードを先読みしてそのキーワードのポジションを取ってしまうのである
例えば昨年は「耐震補強」が社会問題となり「耐震補強」がトレンドキーワードとなり
いわゆるROIの高いキーワードとなった

サイトの売買が一つのビジネスになり始めているのだが
SEOに関しても、「受託」から「キーワード売買」というモデルができはじめている

第4の波

カテゴリ:時流      2006年7月12日

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日本企業の外需による収益が過去最高であったという記事が今朝の朝刊に掲載されていた
日本の少子化に歯止めがかからない以上マクロで見れば内需から外需に投資をしていく動きは当然であるが、情報化社会が最終段階に入り世界が本当に近くなってきているのを感じる
例えば、先日もある用件でPCメーカーのカスタマーセンターに電話をしたらその電話は中国に繋がっていた

先日、社員のK君の勧めでダニエル・ピンク著、大前研一訳の「ハイコンセプト」を読んだ

ダニエル・ピンクは副題を「情報化社会からコンセプチュアル社会へ」としている
「第1の波」の農耕社会
「第2の波」の産業社会
「第3に波」の情報化社会
そして、情報化社会もいまや最終段階に入って「第4の波」が押し寄せつつあるというのがメインテーマである

(以下、抜粋)
・ビジネス雑誌「フォーチュン」が選ぶ「フォーチュン500」のうち半分以上の企業が、現在ソフトウェア関連の仕事をインドに外注している
・アメリカのコンピューター、ソフトウェアにおける仕事の10%が今後、2年で海外へ移行される
・アメリカ人のための所得申告を行う公認会計士や国内の訴訟について判例検索をする弁護士がアジアの各地で見られるよになった


これは、ホワイトカラーの仕事がインドだけでなくアジアの諸外国に移っており左脳型ホワイトカラー労働者にとっては悪夢を意味する

新しい企画、構想をつくり出す創造力
議論ではなく物語を作る力がこれからのビジネスマンに必要になってくると感じた

例えば、この3年伊勢丹のメンズ向けの広告が変わったと思う

高級鞄の宣伝のために
架空のエグゼグティブビジネスマンを登場させ20年前に父からもらった鞄の回顧録を日経新聞の半ページを使って物語仕立てで表現されている
ようなパターンが最近多い

私は、必ずこの広告を読んでしまいます

人は誰もが主人公なので物語を求めるようです

SQの時代へ

カテゴリ:スピリチュアル, 時流      2006年6月 4日

来期は「SQ」をテーマにしたプロジェクトを私が主体となり始めます
SQとはspiritual qualityの略です

これからは、SQの時代です

IQからEQ (論理から感情)
EQからSQ (感情からスピリチュアル)


サービス内容は、「精神性と肉体性の統合」へ向かうポータルサイトです

私が、学生時代はスピリチュアルというと「怪しい」といわれたものですが
江原さんの本がベストセラーになったり、エンヤのCDが売れたりスピリチュアリティが時代に求められはじめました
最近、心理学的学術でもスピリチュアルの解明がこの10年急速に進みました
その代表はトランスパーソナル学会です
欧米の大学によっては「トランスパーソナル心理学」の学科があり認知度は上がっています

ビジネス界でも、アップルのCEOであるスティーブ・ジョブスは土曜の午後は毎週「禅」を自宅で行うことを日課にしています

まだ、明確に解明されていないスピリチュアリティの情報を人々に伝えることにより
本当の元気を手に入れるサポートをすることがこのプロジェクトの目的です

コンテンツは
・ワークショップ
・書籍
・雑貨
・映画
・食

等をテーマにしていく予定です

3ヶ月以内の公開予定です

社員の集合知

カテゴリ:時流      2006年6月 2日

書店に立ち寄ると週刊誌のコーナーに置いてある経済誌に「ウェブ2.0ビジネス革命」という特集が組まれていたのだが最近、このような光景をよく目にするようになった

先日、クライアントから「オフィシャルサイトをウェブ2.0型にしてほしい」
というリクエストを社員がもらっていたりして「ウェブ2.0」という言葉が一般社会を巻き込んでの流行になりつつある

ここに明確な定義はないのだが、クライアントコンサルタント型のビジネスをしているデジパではこれをいかにブレイクダウンするかを日々実験している
テーマは「社員の集合知」である

今朝は、イントラブログセミナーの講師をしたのだが
イントラブログを導入する企業の目的は「社員の集合知」を作り出すことでありイントラブログを成功させるには「オープンな情報共有」が鍵になる

「オープン」の鍵は「許す」ということであり
これは会議室からヒット作は生まれないという経験則からくる
管理職の人から見ればくだらない内容でも許すことが大切でつながることがスタート

「情報」の鍵はインプットの習慣であり
インプットのないところから感度のいいアウトプットはでてこない
コレに関しては勉強癖ですね


組織内でのオープンな情報共有が生産性をあげ大企業に勝る生産性を実現する可能性が起きる

ウェブ2.0風に言うと
社員のブログであろうが企業の公式サイトであろうが検索エンジン場では関係がない
例えば、「デジパ」と検索をしたとき一時、公式サイトではなくG君の社員ブログのほうが検索エンジンの上位にあったという時期が存在した

これまでの一方的な力関係が成り立たなくなるのがこれからの時代の変化で「集合知」が大きなテーマになる

新会社法の施行

カテゴリ:時流      2006年4月29日

5/1より、新会社法が施行される

まず、株式会社における資本金1000万円枠の撤廃

資本金1000万円という制度、先進国では聞いたことがない
20代で起業するのに1000万円を自己資金で持っている人などかなりレアーなケースだ

私も、初めて起業したときは20万円しか持ってなかった

この基準を満たすために入れたくない株主を入れたり
ひん曲がった借用証書を提出したりしなければならない
(私の経験則です)

ただでさえ日本は起業率が低いのに、この制度のためにさらにハードルが高くなっていた

株式会社における取締役3人以上の撤廃

これも有名無実となっていた

社員数5人の会社で経営者が3人が集まっているケースはまれで
社外役員を入れているか家族を役員にして名義借りをしているケースが多いというのが現状である

たまに、仕事ができる順番に専務、常務と名称をつけている会社があるがほとんどが上手くいっていない

なぜなら、役員の仕事が経営だから経営能力のない人を役員にしても機能しない
本来は、その人数が揃わなければ3人でなくともいいはずなのである

日本の商法は経済立国にあってかなり遅れているが、今回の新会社法は歓迎したいと思う

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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