本文へジャンプ

「時流」カテゴリの記事一覧

新たなる幸福モデル

カテゴリ:時流      2008年7月 8日

最近、ベトナム法人社長の藤田君とスカイプで長々と話をすることが多いのだが
こんな会話があった

昨日、たまたまこちらで日経新聞を手にしたのですが、
「こんなの毎日読んでいたら頭がおかしくなる」
と思ってしまいました。
日本はネガティブ情報の発信での「洗脳」が行き過ぎです・・・・

経済評論家の森永卓郎さんは数年前から「日本ラテン化計画」を主張し、経済発展を基礎とした幸福モデルからの脱却を提言されていますが、私も基本的にはそれに賛成です。

高齢化社会を前提として、今後の日本が高い経済成長率を維持するのは、「土台無理な話」ですから、ゼロ成長でよし、として社会システムを変えていく必要があると思います。

メンタル気質も、ラテン化ならぬ、「ベトナム化」がいいのではないでしょうか(笑)
若者は車なんぞ乗るのはやめて、みんなバイクで2尻で!

シニア層の方には、ぜひ引退後は、暖かい南国のホーチミン周辺に来ていただいて、第2の人生を送っていただくといいのでないかと思います。
アジア先進諸国、ヨーロッパの富裕層向けのリゾート開発、きっと儲かると思うなぁ・・・・(と、話はまたベトナムに・・・)

私も同感で、20年来の癖で日経新聞を毎朝見る(読むのではなく)が、ネガティブエネルギーが強いので見る時間が5分程度になった
シンガポールの1人当たりGDPが日本を抜く今日、新たなる幸福モデルが必要みたいだ

ロストジェネレーション

カテゴリ:時流      2008年2月21日

サイト売買のサイトストックがワールドビジネスサテライトで取り上げられたおかげで、お客さんを訪問すると「ビジネスサテライト見ましたよ」と言われ、なにげなく社内は盛り上がっています

サイトストックの若手社長、平野君の凛々しい姿をTVで見たときは私もちょっと感動してしまいました
もっとも、私も平野君もメガネの坊主社長というのはちょっと怪しげではありますが

最近、いろいろなメディアでもサイトストックが取り上げられてはいるのですが、やはりこの番組は影響力が大きいようです
ほとんど、テレビを見ない私でも自宅にいるときは、なにげに見てしまいます

先週末は、社内雪山イベントで軽井沢にボード、スキー、ブレード(私は今シーズンからブレードに転向しました)遊びに行ってきました
そこで、平野君が私の車の助手席に便乗していたので、とりとめのない世代話(ちなみに平野君は27歳、私は43歳)をしていたのですが

私が大学を卒業したのが1988年で典型的な「バブル時代」、上司から言いつけられた残業よりもデートを優先する世代で新人類と私たちは呼ばれました
証券会社に新卒入社を果たした同級生S君は1円の売上げも上げていないのに夏のボーナス80万円をゲットしていました
私世代のこの時代の起業家は、担保を差し出さないと借金ができなかったのですが、いい思いもしているのでリスクを犯すことを厭わない経営者が多いように思います(リスクを犯してでも、もう一度いい思いをしたいという感じですかね)

1995年前後に大学を卒業した層では1999年の「ネットバブル」の恩恵を受け現在、35歳前後で新興市場にIPOを果たした起業家が多いのはこの時期です
この時代は、日本でVCが存在感を出し始め「間接金融から直接金融」が叫ばれ日本のファイナンスが変わりました

2002年に大学を卒業した平野君たちの世代を「ロストジェネレーション」世代と言います(私が言ったのではなく平野君が言っているのですが)
ネットバブルがはじけ、大手企業に勤める親世代のリストラが進み、高齢化社会が迫り、企業の高業績に比べて所得は増えず、日本の将来も不透明など、何一ついい思いをしていない層です
「こんな時代に起業する奴」はよっぽどの変人ですよと彼は車中で言っていたのですが確かに最近は、日本のVCまでがアーリーステージ企業に過去の実績を重視するような傾向になっておりプレミアムという言葉が死語化していいます
今は、日本のVCからリスクマネーが引いていっているような感じを受けています
VCがリスクマネーを供給せずに、誰がその役割を担うのかと疑問です
私たちも最近は、海外でのファイナンスを真剣に検討し始めました

ここで国策を打っていかないと今年の3月以降、日本の起業家マインドが一気に低下する可能性があると感じています
高齢少子化が進み、開業率までもが下がると日本に未来が見えづらくなります
団塊世代資産を日本の若者に流す必要があると思っています

出てこいジャパニーズエンジェル
「ロストジェネレーションたちに光を」今、そんな気分です

DONBURI CAFE

カテゴリ:時流      2007年12月11日

200712101918000.jpg

200712101925000.jpg

昨夜は、カヤックさんが12/12にOPENするDONBURI CAFEのレセプションパーティに招待され鎌倉に行ってきた
事務所が上にあり、1FがDONBURI CAFEという「やられたー」という感じのいけてる設計
当日、参加していた経営者も「やられたねー」と異口同音に叫んでいた
最近の傾向としてネット系の企業がリアリティのあることをやりたいとみんな思っている
バーチャルが進化するとマトリックスぽくなって実感が湧きづらくなるのでそんな反動かもしれない
デジパのSQ Lifeでも今度、「柿沼忍昭和尚×toniさん 『食禅(じきぜん)~器から禅を学ぶ~」を開催するのですが、やっぱり生のユーザーの声を聞くことは大事だし自分たちの仕事が役に立っているということを肌感覚で感じることは大切です
カヤックの柳澤さんが「開発系の会社だからって、まともな挨拶ができないのはおかしい」と言っていたのだが、リアルなコミュニケーションから遠ざかれば遠ざかるほど挨拶のできない人が増える
DONBURI CAFEは見事にそんな柳澤さんの思想を繁栄させている

ホーチミン出張

カテゴリ:時流      2007年11月29日

%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%9F%E3%83%B3%EF%BC%90%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%91%20001.jpg


ベトナムでのパートナー企業探しをするためにホーチミンにやってきました
約10年ぶりのホーチミンなのですが、ビルの近代化、ホテルの整備、年間8%を超える経済成長、そして平均年齢28歳という人口構成と、まさに街中がエネルギーが溢れています
29日に開催される日本の起業家とホーチミンの起業家を結びつける「ホーチミン起業家登竜門」の前夜祭に参加したのですが、入り口でいきなりウェブシャークの大将に出会い2人とも思わず奇声をあげたのを皮切りに、おなじみのネット業界の経営者が数多く参加していて本当に世界が近くなったのを感じました
今日も、2社ほど開発系の現地法人を回ったのですが漢字を使ってプレゼンテーションしてくる企業もあり、日本での慢性的な技術者不足を考えるとオフショア開発がますます増えていくことを実感しました
今は空前の新卒、第2新卒ブームで求人倍率が高まり、久しぶりに若者が過剰な優遇扱いを受けていますが5年後に彼らのライバルとなるのは、まちがいなくアジアの若者なのでしょう

進む業界再編

カテゴリ:時流      2007年9月21日

電機業界の再編が加速している
シャープがパイオニアの筆頭株主になるというニュースが昨日発表されたが、最近では、京セラが三洋電機の携帯電話端末事業の買収、ソニーが半導体の製造ライン売却とそれぞれ売却交渉がすすんでいる

国際競争では米国、韓国勢に押され、日本の電機業界の営業利益率が4%まで落ちているという現状があり「経営の選択と集中」が実行されている
電機業界の再編のニュースに続き、家電量販店5位のビックカメラと7位のベスト電器が資本提携を行いビックカメラがベスト電器の筆頭株主になるというニュースが同日発表された
ビックカメラは業界2位のエディオンとも資本業務提携しているので3社の売上合計は1兆6千億円になり首位のヤマダ電機を上回る
大手企業は今後の少子化、縮小する日本マーケットをにらみ、経営統合、主力事業への集中という手を打ってきている
そこには危機感があり視点を遠くに定めている
一方、どの業界を見渡しても中小企業の方がその点では危機感が薄く手をこまねいて静観し、その日暮らしをしているように感じる
大手企業の再編が終わったあと、ある日突然マーケットをなくし取り残された中小企業が山のように積まれるそんな日が来るかもしれない

このブログをフォローする(RSS)

桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

  • スタートアップスクエア
  • あわ地球村
  • digiper
カテゴリ一覧
年別一覧

このページの上部へ