本文へジャンプ

「時流」カテゴリの記事一覧

さおだけ屋はなぜ潰れないか?

カテゴリ:時流      2005年7月 7日

4334032915.09._PE_SCMZZZZZZZ_.jpg

今、話題の「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」
を読みました。
売れているという噂につられ買ってしまったのですが、実は会計学の初心者本でした。

第2章 ベッドタウンにある高級フランス料理店のナゾ?
答えは「料理教室とレストランの連結経営」

第6章 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?
答えは「カード払いをすることによりキャッシュフローを出す」

等、話題の切り口、事例法が上手かった。
ベストセラ-作家になるコツはこのへんにありそうです。
弊社、出版担当のT君研究してください。

書籍じたいは3時間くらいで読めます。
会計学を勉強するために就職活動中の学生の方にはお勧めです。

居酒屋文化

カテゴリ:時流      2005年6月29日

家具 011.jpg

今夜は大学時代の友人である、船井総研の小野氏と食事をしました。
いつものように、とりとめのない話で盛り上がったのですが日本の「居酒屋文化」に関して小野氏が熱く語りました。
「居酒屋」という文化は、日本独特で他の国には見られないものだということです。
オフィスを出て、家庭に帰らず会社の同僚と仕事の話をする人種は他に類がなくさらに会社について語ります。
欧米では、同僚と飲むときは趣味や家庭の話題で盛り上がるそうです。
つまり、居酒屋という文化は残業なのです。
これは、日本のビジネスマンが持っている「仲間意識」「グループ意識」がもたらすもので居酒屋はブレストの場なのです。
これは、日本企業の強みです。

一時、「グローバルスタンダード」という言葉が流行りアメリカ型の経営が持てはやされましたが、最近では聞かなくなりました。
アメリカ型の経営は、同僚は皆ライバルであり、経営者の仕事は社員数をいかに減らして利益を出すかという考え方が主流です。

私は、日本流経営が再び世界的に注目されると思います。

私は経営者として、「仲間意識」を大切にしています。
そこに、「人生の楽しみ」があると思うからです。

働き方

カテゴリ:時流      2005年5月24日

今週の日経ビジネスの表紙タイトルになった「ホリエモンと愉快な仲間たち」の特集はおもしろかった。
これからの企業はワークスタイルが多様化する、という持論が私にはある。
今までの日本の雇用体系は経営者か社員か、新卒か中途かというような杓子定規的な不自由さがあった。
社長という職業も一度やると個人保証やらいろいろなしがらみがあり、辞めたくとも辞められない。
社長とは結構不自由な職業である。
特集に取りあげられていた、
オンザエッジのIPOにより、ハッピーリタイヤした人。
堀江さんに会社を買ってもらって次の人生を歩みだした人。
過去の日本にはなかった成功のスタイルが生まれだしたことは確かだ。

最近、デジパにもベンチャーキャピタルから 「会社の売却を考えていませんか」「第三者割当を引き受けさて下さい」という電話が毎日のようにかかってくる。

私は、会社を売ろうと思ったことは一度もない。
でも、会社を売る社長の気持ちはわかる。
そこには価値観の違いがある。

私の価値観は「志」である。


チャンスの国

カテゴリ:時流      2005年5月13日

第14回キリログポッドキャストラジオはアークグローバルコンサルティング代表 内藤克氏との対談でお送りします。テーマは「会計コンサルタントから見た最近の経営者」 (再生時間 : 約10分 / 2.5MB)

内藤さんはデジパの創業期より財務のコンサルティングをお願いしています。
今日の対談でおもしろかったのは金融機関とのつきあい方についてのお話でした。
金融機関の担当者は、債務不履行の経営者に対して債権回収を本気でやろうとしているわけではなく、不良債権を欠損金に計上するための報告書をいかに書くかということに対してエネルギーを注いでいるかという内容でした。

この10年で、若い経営者が増えました。
一つ言えることは、直接金融が日本でも発達したおかげで経営手法の選択肢が増えたからです。
板倉雄一郎さんが出版した「経営者失格」が売れましたが、一昔前は頭のいい人は決して起業家にならなかったと言われています。
リスクから入るタイプがmoneyという観点から考えれば、「起業」という結論を選ばなかったのです。
私も20代に親の家を担保に金融機関から融資を受けた経験がありますが、今振り返ってもあれはできればやりたくありませんでした。

そういう意味では、今の日本はチャンスの国だと感じます。

コンテンツ合戦

カテゴリ:時流      2005年5月10日

午後に、学生起業実践団体 Entre-SQuareの学生4人が来社し「起業家になるための秘訣」というテーマで取材を受けた。
取材が始まると、一人の学生がデジタルビデオカメラを回している。
「ビデオ映像はどのように使うの」と質問すると「ネットで配信する」と彼は答えた。

4月より、USENがパソコンテレビ「GyaO」をスタートした。
GW期間中に初めて視聴したがUSENの宇野さんとM&Aの村上さんとの対談はすごくおもしろかった。
映像の出来より、タイムリーさと手軽な雰囲気に自分のマインドが動いた。

私が配信している「pod casting」のアクセスが日々伸びているが次に、一般の人が映像配信を簡単にできる時代がすぐそこまで来ている。
このトレンドが来ると、誰もがインターネットを利用したTV放送局を持つ時代になる。
そこでの勝負は当然、コンテンツである。
そこに大きなビジネスマーケットが生まれる。
最近、コンテンツ企業の買収が活発化してきているがこのトレンドは益々過熱化するだろう。

このブログをフォローする(RSS)

桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

  • スタートアップスクエア
  • あわ地球村
  • digiper
カテゴリ一覧
年別一覧

このページの上部へ