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「時流」カテゴリの記事一覧

社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)

カテゴリ:時流      2007年6月 2日

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社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)という言葉を聞くようになった

利益をあがるためだけの冷血漢でもなく、社会のために自分のすべてを投げ出し続ける無私無欲な英雄でもなく
「経済的に成功した起業家」と「信念に基づき効率的に行動する活動家」を両立させているハイブリット起業家のことだ
2006年のノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行のムハマド・ユヌスはソーシャルアントレプレナーの代表と言えるだろう
ムハマド・ユヌスは、バングラディッシュでどこの銀行も貸さない貧困層の女性に融資を実行し、融資した顧客の4分の3を極貧生活から脱出させている

シルヴァン・ダルニル、マチュー・ルルー著「未来を変える80人」はフランスの2人の若者が、世界を旅して出会った社会貢献をしながら、しっかり稼ぐソーシャルアントレプレナー80人を紹介している
日本からは、生分解率99.9%の洗剤を作るというサラヤの更家氏
雑草や害虫を食べるカモを活用した農法で有機米を実現した古野隆雄氏が登場している

最近、ベンチャー企業を名乗る中小企業が増えてきたが
これからの社会を進化させるのはベンチャー企業を名乗る中小企業ではなく社会起業家ではなかろうか

「ART-Meter」

カテゴリ:時流      2007年5月27日

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自由が丘にある「ART-Meter」がリニューアルオープンしたので行ってみました

「ART-Meter」は、計り売りARTのお店で全てが一点もの
1㎡=3円~から買えるので、ネットで気軽に買えます

私は、椿Akoさんの砂絵が好きになり今日は3点買って、さっそくリビングに飾ってみました

「ART-Meter」はネットで始まり、その後に自由が丘に小さな店舗ができ、今回のリニューアルでは30坪くらいの店舗にまで成長していました

ネットで始まったものが店舗に成長していくという図を見ていくのは、気持ちよかったです


地産地消

カテゴリ:時流      2007年4月29日

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今年は、まさに環境とビジネスという相反するものが出会う年になりそうで日経新聞にすら毎日「地球温暖化」という文字が並ぶ
先日、循環型の継続的社会をめざして「ずっと使えるものを広めていく」という理念で企業経営をしているZUTTOの松本さんと食事をした
循環型の継続的社会をめざすというとNPO法人のエコロジストを想像するが、ZUTTOはイーコマースを通して経済に根ざして利益をだしているところがすばらしい
会社も継続性が必要であると私は考えており利益がでていない会社にそれはない

環境問題の基本は「地産地消」で物流にかかるエネルギーが最も大きいので東京在住の人が、じゃがいもをスパーマーケットで購入するときニュージーランド産、北海道産、茨木産があれば東京に住む人にとっては茨木産がもっとも地球に優しいと、松本さんは主張していたのだが、パタゴニア創業者もこう語っている

パタゴニア創業者であるイヴォン・シェイナードの経営論「社員をサーフィンに行かせよう」の一説である
「ほんの数年前まで地球温暖化について誰も耳を貸そうとしなかったが、いまでは多くの人や企業が耳を傾け始めた。しかし、もう遅い。手遅れだ。だからこそ、温暖化の加速度を少しでも緩めるための努力を、いますぐしなければならない。石油価格の上昇はグローバル経済を揺さぶる。いままでのように、ニュージーランドの毛糸を香港でセーターを編み、アメリカで売ることは困難になる。ローカルエコノミーに戻るべきだ。」

「地産地消」は継続的社会が成り立つ上で大きなテーマになりそうだ

外部リンクを作るもの

カテゴリ:時流      2007年4月22日

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先日、SEOの第一人者である住太陽さんが久しぶりに遊びに来た

振り返れば不思議な付き合いで、日本にSEOという語源が認知される前からの飲み友達だ
住さんは、フリーランスからSEOサービスを売り物にする会社を設立したのだが
ある日、突然「飽きた」と言って会社を解散
その後は、講演、執筆と経営者時代より活動範囲が広がったように見える
ここ数年でソーシャルメディアの持つ影響が高まり、大阪市立大学で「ソーシャルメディア」に関する講義もしている

さて、SEOの戦略は外部リンクをはいかに集めるかがカギである
かつて外部リンクを作っていたのは、ディレクトリー登録であったりプレスリーリースであったり企業がつくりだしていた

しかし現在、ブログ登録者1000万人時代になり外部リンクを作っているのは個人のブロガーとクリッパーに変わってきている

「今日から始めるビジネスブログ執筆の10のルール 」では、それがわかりやすく解説されている

OBII(大手町ビジネスイノベーションインスティテュート)

カテゴリ:時流      2007年3月16日

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昨夜は、ブロガー・ガ島通信こと藤代裕之さんらOBII(大手町ビジネスイノベーションインスティテュート)の主力メンバーが来社
OBIIは、NTTに勤める社員らが中心となって設立した団体で、目的は企業に勤めるビジネスパーソンのイノベーションを手助けすることである
休日に合宿を定期的に実施し新しいウェブサービスをつくり出している
今回は、OBIIがつくり出したサービスをデジパのサイト流通事業「サイトストック」(サイト買取、サイト仲介、レベニューシェアのサービス)でイグジットあるいはレベニューシェアできないかという打ち合わせだったのだが、話は15分で頂点に達するほど盛り上がり瞬時にコラボレーションが決まった
次回のゴールデンウィーク合宿は私も参加することにした
打ち合わせ終了後、近くの居酒屋で食事をしたのだが、彼らの語りは熱い
会社員の立場である彼らがいかにして大企業を変え日本を変えるかという話を本気で語っている
昔の「侍ジャイアンツ」を見るかの気持ちで会話に参加してしまった
(ちょっと古いねたですが)
まるで、幕末の勤皇の志士のような感じだ
経営者仲間が集まると、自分たちが日本を元気にしようという会話によくなるのだが
大手企業に勤める彼らが、企業の内側から日本を元気にしようと企んでいる姿を見るのは本当に刺激的であった

まさに時代は、企業優位から個人優位へと移っていきスーパーパーソナルな時代の訪れを感じさせられた

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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