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無駄なものを捨てる技術

カテゴリ:時流      2006年1月 4日

用事があって、自宅から溜池山王に出てきたら街は年始まわりラッシュでした。
20代から、日本の年始まわりという慣習が好きになれずいつもこの時期は会社に篭っていました。

お正月は大阪の実家に戻り、墓参り、高校の同窓会、初詣と正月らしい過ごし方をしてきました。

正月の新聞で最もビビットだった記事は、1/3の朝日新聞の一面でした。
「学資援助率のワースト1は大阪で、全体の27%」
実に、4人に一人が修学旅行、給食費、教材費の援助を国から受けています。
2006年の景気観に関しては、主要企業のトップ、景気指標ともに強気のコメントが多い。
しかし、この数年で経済格差、地域格差は一気に広がった。

80年代、「第2の首都」と言われた大阪の影は今は見られない。
古い体質から脱皮できず
結果的に、変われなかったのだ。
今の大阪は戦略的失敗であるが、これは今の日本の縮図である。

無駄なものを捨てる技術、変化する勇気を今年も大切にしたいと思う。

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大阪の戦略的失敗と言われる方が多いですが、大阪は国の工場等規正法や工場再配置促進法の施行により、大阪での新規工場や新規大学の誘致ができなくなりました。また工場再配置促進法というを少し詳しく説明しますと、これは名古屋に工場を移すだけで国から補助金と税金が控除されるものでして、これによって大阪の工場がどんどん外に出て行きました。こうして人材や企業すらも呼び込むことができなくなった大阪は経済的に低迷していきました。

これは大阪(だけ)の戦略的ミスなんでしょうか?わたしにはとてもじゃないけどそう思えません。

愛知県・名古屋の経済的成長が言われていますが、工場等規正法や工場再配置促進法がが施行された後、中部圏再開発法案というのが同時に国によってだされてまして、これによって日本中の工場が愛知に集まってきたんです。

大阪の経済低迷が叫ばれるとき、「大阪人」という文化をもった集団が同時に断罪されるには私は納得できません。大阪人は日本で商売に適した人たちです。私はそう信じています。これほど不利な状況に追い込まれてながら大奮闘をしていると思っています。


投稿者:まさみつさん2007年2月 8日

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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