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第4の波

カテゴリ:時流      2006年7月12日

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日本企業の外需による収益が過去最高であったという記事が今朝の朝刊に掲載されていた
日本の少子化に歯止めがかからない以上マクロで見れば内需から外需に投資をしていく動きは当然であるが、情報化社会が最終段階に入り世界が本当に近くなってきているのを感じる
例えば、先日もある用件でPCメーカーのカスタマーセンターに電話をしたらその電話は中国に繋がっていた

先日、社員のK君の勧めでダニエル・ピンク著、大前研一訳の「ハイコンセプト」を読んだ

ダニエル・ピンクは副題を「情報化社会からコンセプチュアル社会へ」としている
「第1の波」の農耕社会
「第2の波」の産業社会
「第3に波」の情報化社会
そして、情報化社会もいまや最終段階に入って「第4の波」が押し寄せつつあるというのがメインテーマである

(以下、抜粋)
・ビジネス雑誌「フォーチュン」が選ぶ「フォーチュン500」のうち半分以上の企業が、現在ソフトウェア関連の仕事をインドに外注している
・アメリカのコンピューター、ソフトウェアにおける仕事の10%が今後、2年で海外へ移行される
・アメリカ人のための所得申告を行う公認会計士や国内の訴訟について判例検索をする弁護士がアジアの各地で見られるよになった


これは、ホワイトカラーの仕事がインドだけでなくアジアの諸外国に移っており左脳型ホワイトカラー労働者にとっては悪夢を意味する

新しい企画、構想をつくり出す創造力
議論ではなく物語を作る力がこれからのビジネスマンに必要になってくると感じた

例えば、この3年伊勢丹のメンズ向けの広告が変わったと思う

高級鞄の宣伝のために
架空のエグゼグティブビジネスマンを登場させ20年前に父からもらった鞄の回顧録を日経新聞の半ページを使って物語仕立てで表現されている
ようなパターンが最近多い

私は、必ずこの広告を読んでしまいます

人は誰もが主人公なので物語を求めるようです

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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