グリーンピースの星川さん

先日、グリーンピース代表の星川さんにお会いした
私の20代は、彼の著書に大きく影響を受けたものだ
「存在の詩」「1万年の旅路」「環太平洋インナーネット」等、たまたま書店で手に取ったものが星川さんの著書だった
彼の屋久島在住時代は、持続可能な社会を目指して屋久島の森林保護、原子力発電所の廃棄物持ち込み禁止運動、電気自動車の普及活動等、その試みは日本が目指す一つのパイロット地域に屋久島がなっていくように私には見えた
今でこそ環境立国を目指すという声が増えたが、それは当時の日本の最先端だった
それが突然、屋久島を離れグリーンピースの代表を引き受けられた時は何てチャレンジングな人なのだと思った
せっかく平和な場所を屋久島に築き上げたのに、わざわざ大手メディアのサンドバック状態になっているグリーンピースの代表を引き受けるとは、私には考えられなかった
だがその後、坂本龍一さんを始め多くの人がグリーンピース支援にまわりグリーンピースは活況を呈したのだから彼の活躍はすばらしい
日本の捕鯨問題に関するメディア報道に関しては、かなりプロパガンダ的要素が強いと私は考えている
グリーンピースでは鯨を食べることが問題なのではなく、国が行っている調査捕鯨という名目の国益のない行動を問題にしている
「鯨を食べるな」と言っているのではないのである
最も鯨の肉は最近日本人は食べなくなって、1年分が倉庫にストックされているという
それでも政府は、税金で日本は鯨を獲りつづけているのである
私に言わせれば、税金の無駄使いだ
「これから日本はどうすればよくなるか」という話題で話をしていたときに
「よく見て声をあげること」という話になった
税金がイラク戦争のアメリカの後方支援に使われている問題
(最近やっとイラク自衛隊派遣が、人道支援ではなくアメリカの給油等の後方支援に使われたと国会でも議論された)
遺伝子組み換えの大豆が使われている問題
(日本の大豆自給率が約5%なのにスーパーに国産大豆の納豆があんなに売られているはずがない、日本の法律では国内産の大豆が混じっていれば「国産納豆」と表示することができる)
社会問題に対して、コペンハーゲンでもギリシャでもフランスでも世界中でデモが起きているが、日本は静かだしその部分に関して大手メディアは一切報道をしない
そういう意味では、YouTubeをはじめネット系メディアは一つの役割を果たしている
話は変わるが、いっしょに参加したNさんが「星川さんは、とてつもなく落ち込んだときはどうやって復活するのですか?」という質問をした
彼は、「外なる自然、内なる自然、連れ添う自然に帰る」と答えた
私もほぼ答えは同じなのだが、最後が若干違う
「連れ添う自然」は伴侶をさすのだが私の場合は、「杯を交わす友との自然」が近そうだ
今年のテーマは「信頼」
4日の日経新聞で政府が、社会起業家を増やす目的で介護、育児関連で起業する人に対して最高300万円、800社を目標に出資するという記事が出ていた
これはちょっといいニュースだ
最も、目標達成したとしても出資総額はたった24億円である
今回の予算編成を見ていて疑問、憤りを感じている人は多いだろう
私もその一人である
日本の未来に対する、ビジョンと投資がない
国は新たな政策投資銀行をつくるべきだと私は常々思っている
銀行は中小企業には融資しない、ベンチャーキャピタルもアーリーステージの企業には投資しないでは、起業する人が日本からいなくなってしまう
パラダイムシフトが起きている今、日本を再生するためにも、環境エネルギー、医療、観光、教育、農業等のこれからの産業を立ち上げるアーリーステージの企業、技術を持つ中小企業に投資をする仕組みを作って欲しいと思う
ダライラマ14世が年頭挨拶で、世界を覆っている景気後退の波について「金銭万能の価値観が崩れつつある。信頼感や誠実さ、愛情など人間としての本源的な価値を見直すべきだ」
と語っていたが、私の中でも今年のキーワードは「信頼」である
グローバライズからローカライズで、ローカルで小さくともそこに信頼関係があればダライラマの言うように人は幸せ感を持って生きていけるはずだ
そんな、未来型ビレッジプロジェクトを今年は南房総で始めてみることにした
信頼感を強めるには、顔の見える小さなコミュニティの取引を活発化させればよい
農作物は、スーパーではなく顔見知りの農家から買う、魚は顔見知りの漁師が獲った近海物を買う、家を建てるなら地元の大工に頼む
価格は大量生産ではないので割高かもしれないが、農薬も、手抜き工事の心配もなく信頼感の中で生きていける
半農半Xの時代が来ると5年前から言いはじめたが、今年は自分が実践してみようと思う


