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伊勢丹のone to one marketing

カテゴリ:時流      2005年10月 1日

私が東京に来て6年になります。

当時、百貨店といえば銀座の三越、マツヤ、新宿の高島屋しか思いつかずなにげに各百貨店で買い物をしていました。(大阪には伊勢丹がなかった)
ところが、気がつくと伊勢丹に行く回数が増えだし直近の3年は伊勢丹以外に行った百貨店を思い出すのに苦労するくらいです。

もともとウインドーショッピングの習慣はなく(男性と女性の違い?)、店に入るときは「買う」という前提で入ります。
服は年に3回くらいしか買わないけど、買うときは一つの店で上から下までまとめ買いするから多分いいお客さんなのでしょう。
ある日、伊勢丹のスタッフの勧めで伊勢丹カードを作りました。(営業されることに関しては、デメリットがない限りはいつもその場で契約する)
このカードは、ご存知の人も多いと思うが年間100万円以上使うと10%割引になる。
知らず知らず通っているうちに伊勢丹の割引率が10%になっていた。
そうすると何が変わったかというと、DMが変わった。
・靴のオーダー会の案内
・Party衣装
・10万円するパナマ帽
等の案内のために、原価いくらかかるのと疑いたくなるようなりっぱなDMが届くようになった。

そうです、気づかぬうちに私は伊勢丹のone to one marketing戦略に取り込まれたのです。

伊勢丹は文字通り百貨店の勝ち組になり、今トレンドとなっている
「ニューラグジュアリー」
「リンクス」
「レオン族」

という可処分所得の多い新人種の囲い込み戦略に成功しています。

これはこれからのマーケティング戦略のヒントです。

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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