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非電化工房

カテゴリ:      2011年10月18日

非電化工房の藤村さんにお会いした
かつて彼が立ちあげたカンキョウは80年代、家庭用空気清浄機という成長市場を開拓したベンチャー起業として名を馳せたが、98年に負債総額85億円を抱え、会社更生法適用を申請した
私も、20代のころ藤村さんの経営勉強会に参加したものだ
そして4年前の1997年に、健康と環境をテーマにしたテーマパークをつくろうと決め葉山から那須に移り住まれ非電化工房を立ち上げれらた

「非電化生活とは、電気が当たり前になっていることを、電気を使わずに楽しくやってみるという生活の提案
今の世の中は不必要に電気を使って、不必要に不幸せになっているような気がする」
とおっしゃられる

放射冷却を利用した屋外設置型の非電化冷蔵庫を開発、非電化の除湿機、掃除機、籾摺り機等を開発しエネルギーとお金をかけなくとも得れる幸せがあることを提案していて
ストローベイルの非電化B&B(宿泊施設で、宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できるもののこと)等もあり、建築コストはわずか30万円とのことである
藤村さんの考え方として、ペンションをやろうと思えば平均5千万円の資本金が必要となる
多くの人が借金をしてペンションを開業し、借金や運営費用に追いかけられる
50万円くらいの軍資金で週末だけ営業するモデルから始めてみてもいいという
著書の「月3万円ビジネス」は逆転の発想で面白い
確かに最近、南房総でも週末だけオープンのカフェや物販のお店が出来始めている
大概のものは、ただみたいな家賃で、自分たちで内装をして家族であるいは友人と下手するとお客さんまで手伝わせてイニシャルコストをかけずに、好きなことをして月に3万円を稼ぐ発想だ
これは、家賃、人件費、借金と追いかけっこをし、同業と競争しながら成長を求める経営とは全く違ったものだ


「昔の日本は、一緒に生産して 一緒に安全を守っていた 
人といっしょにならないとできないから人に対する優しさが生まれる
ところが今、消費者、生産者、安全を守る公務員というふうに分けてしまいそこから、過度の競争社会が生まれた 
競争相手に優しくしろといっても 子供には 矛盾する教育が生まれた」

確かに競争社会の現代に、人に優しくしろといっても矛盾がある
新たなるものに出会った感じがする

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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