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がんばらない経営

カテゴリ:社長      2007年6月23日

未来塾の岸野さんの誕生日PARTYがあり参加
そこで、ケーズデンキの加藤さんが出席されていてお話を聞く
ケーズデンキは06年売上4480億で、家電量販店売上ランキング6位である
業界はまさに国取り合戦のようなM&Aが繰り広げられ東洋経済の特集では、ヤマダ信長(ヤマダ電機)、ヨドバシ信玄(ヨドバシカメラ)、ケーズデンキ家康とたとえられている

ケーズデンキのがんばらない経営
難しいことを無理にやろうとして時間と労力を無駄にするより、着実に実行できることを根気よく続ける方が効率がよいという独自理論で、1969年、売上1億円の時代に無理して会社を伸ばさないと決め、年間25%成長を3年続ければ2倍、6年で4倍、9年で8倍、20年で100倍、30年で1000億(1999年)を計画的に達成させた
無理して伸ばしてもその後に反動があっては何もならないので、平らに伸びるようにすること
景気のいいときは放っておいても伸びるので抑え気味にし、不況の時にこそ利益をもって出店する等の伸びる要素を作るという考えのもとに経営をしたという

最近の新興市場が不調だが、先日某大手ベンチャーキャピタルの方が来社されてIPO後に3年連続増益を実現している会社は5社に1社の割合だとおっしゃられていたのだが、無理して上場させてその後に反動がきている会社が多いと見受けられる

加藤さんの「がんばらない経営」のルーツは、小学校4年から6年までのマラソン大会で、勝ちたいと思って一生懸命に練習をして、途中トップに立ちながらいつもゴール前で抜かされて万年3位
「無理をしたらトップが取れない」と子供心に染み付いたところからきているらしい

伸ばせる時に伸ばさないのは、経営者としては冒険である
でも、経営とは終わりなきマラソンであることも確かだ

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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