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新たなヒーロー

カテゴリ:時流      2006年11月15日

社内で年末調整のメールがまわってきた
気がつけばそんな時期である
この時期から年末までが早いと感じるのは私だけであろうか

デジパでは年末調整をCMでお馴染みの「勘定奉行」でおこなっているのだが、これは日本のシェアNO.1を取っただけあって優れものである
実は、6年くらい前に経理を自分でやっていた経験があるのだがこの時に年末調整をやろうと思ったらまず、税務署の年末調整説明会に参加してその年の税法変更点を教えてもらう
税法は、実は固定されておらず「景気対策」「雇用対策」等で毎年のように特例措置が変わる
それに基づき、個人の納税額を算出していた
だが今は違う
「勘定奉行」を更新してさえいれば、税務署の年末調整説明会に参加しなくとも数字を入力するだけで納税額を算出し帳票までできる
担当者に「年末調整にどれくらいの時間がかかるの」と聞いたら
「3時間あれば終わりますよ」
とあっさり言われ時代の変化を感じた
おそらく20人位の企業で、担当者が有能なら3時間もあれば仕事が終わるのだろう
まさに革新である
さて、これで困る産業がでてくる
税理士である

かつて、年末調整や確定申告は税理士にとって大きなビジネスであったのだがイレギュラーなケースがないかぎり当人でも業務を完結できる
同時に顧問料金の低下現象が起きている
決算費用込みで年間30万円などという税理士も出てきている

かつて2002年にデジタルカメラとフィルムカメラの逆転現象が起きた時、ポラロイドカメラは役割を失いフィルム、現像所、フィルムカメラのFC店で時代の変化に適応できない会社は衰退したり倒産したりした
一方、キャノンは世界一のデジタルカメラのメーカーの座を勝ち取った
技術の進化が起きる時、その進化についていけない企業の死がおこり、新たなヒーローが誕生する


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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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