一度は退職したものの、アルバイトとしてデジパに復帰。"時短勤務"で子育てしながら複業で楽しく生きるメンバーに、今の働きかたについて話を聞いてみました。

郷 祥子さん2005年にディレクターとしてデジパに入社。一旦退職したが2013年にアルバイトとしてデジパに復帰。複業、そして子育てをしながら"時短勤務"でフロントエンド・エンジニアとして案件に携わっている。

デジパとの出会い

(聞き手/デジパ:木下)

木下:デジパとの出会いを教えてください。

郷:私がデジパに入社したのは11年前、2005年でした。それまでは大学時代、芸術学部だったのでその延長で劇団で演劇制作のお手伝いをずっとしていてインターネットに触れる機会はほとんど無かったのですが、ずっと好きだったWebに携わる仕事がしたい、という思いが強くなってきて、年齢的にも良い時期というのもあり転職を決意したんです。学生時代には独学でサイトを作ったりしていたのですが、仕事としてWebに携わることは未経験でした。なので就職活動はなかなかうまくいかないこともあったのですが、その中でデジパのWebアシスタントのお仕事を見つけて、アシスタントとしてなら受け入れてもらえるのではないかという思いと、当時のデジパのオフィスがとっても明るくて働いている方々も魅力的で、惹かれて応募しました。

木下:その後はディレクターとして活躍されていましたね。

郷:まずはアシスタントから入り、徐々にディレクターへ移行していきました。ディレクターとして最初の仕事は、当時のデジパの採用サイトのディレクションだったのを覚えています。採用サイトが最初の関門、というか(笑)その後は様々な分野の企業オフィシャルサイトのディレクションを担当していましたね。

木下:退職後、なぜもう一度デジパで働くことになったのでしょうか?

郷:入社してから数年後、結婚を機に退職をしました。デジパでお仕事を再開したのは3年前くらいだったと思いますが、当時デジパでクリエイティブ部門を統括していたメンバーから、もう一度デジパでお仕事しませんかと声をかけてもらったんです。その頃、ちょうど引越しをしてプライベートでも色々と動きがあった時期でしたし、新しいお仕事を探していたので、とっても良いタイミングで声をかけていただいたと思います。なぜ私に声がかかったのかというと、当時メンバーの中で語学留学に旅立つ人がいて。そのメンバーのサポートとして入ったのがきっかけでした。結婚して子育てもしているので、社員として出社するのではなく、アルバイトのような形で「できる範囲でできることをやる」というスタイルのお仕事が始まりました。

子どもを送り出してからが業務のはじまり

木下:「できることをできる範囲で」というのはデジパ流"時短勤務"のような気がします。今の働き方について、どう思われますか?

郷:やはり、自分のペースでできるというのが何よりもありがたいですし、良い環境だと思いますね。もしデジパのようなお仕事の形ではなく、どこかに働きに出ていたとしたら、時間的な拘束も増えて子どもとの時間もなかなか持てず、ここまで長く続いていないんじゃないかなと思います。子どもを送り出した後に、すぐ業務に入れる環境というのは素晴らしいです。また、もう少し作業できるから割り振ってほしいな、という時なんかも柔軟に対応してもらっているので家庭とお仕事のバランスが非常に良い状態です。ただ一方で、フリーランスも同じですが怠けようと思えば怠けられる環境ですよね。自分が作業をしなければそれだけ報酬も減りますし、ある意味でやる気次第。自分のコントロールが大事な環境なので、そこは意識しています。

木下:1日の流れの中でどのように作業の時間を確保していますか?

郷:大体1日の作業量は3、4時間程度なのですが、朝8時に子どもを小学校に送り出すのでその後から業務がスタートします。業務に集中して、合間に時間を見つけては洗濯機回しながら、掃除機かけながらです(笑)8時から10時くらいまで作業をしてクライアント様に報告、修正などがあった場合には午後に対応という流れです。もちろん案件によってこの流れは変わってくるとは思いますが、今の生活リズムは非常に自分に合っているので快適な環境でお仕事をすることができています。

木下:家庭と仕事のバランスを保ちながら、好きなことを仕事にできるって素敵ですね。

郷:そうですね。他のお仕事とも両立できているので良いですね。私はデジパ以外にも縫い物のお仕事をしていて、Webのお仕事と同様、納期というものがありますが、デジパの時短勤務のおかげでバランスよくできています。縫い物という好きなことを仕事にしながら、ずっとやりたかったWebの仕事を今でも続けられているって、すごく幸せなことですよね。もともと働いていたのもあるけど、馴染みやすい環境だったのでとてもありがたかったですし、デジパは退職してもそのあとも繋がりを大事にしていて、つかず離れずの関係が心地よいです。

木下:とっても憧れます。ありがとうございました。

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編集後記

今回どこでインタビューをしようかな?と考えていた時に、オフィスで行うことも考えたのですが、ここは外に出てみてみよう!ということで郷さんのお家からさほど遠くないみなとみらいで行いました。
そしてインタビューの後は近くのカフェでちょっと仕事をして帰る。
場を変えるといつもと違うインスピレーションが湧いてきたりして、ずっと同じ場所でやっているよりもはるかに捗りますよね。インタビュー中にもお子さんから電話があったりなんかして、同じ女性として子育てをしながら好きなことを仕事にして楽しく生きる、そんな働き方に憧れを抱きました。
郷さん、ありがとうございました!