個々の情報をチームで共有し、現状を把握する。

ウェブクリエーションを進めていくにあたってのファーストステップ。それは、チームがどのような課題を抱えているか=現状を把握することです。

「3C分析」「SWOT」「KJ法」などの手法を組み合わせ、リラックスして楽しめるワークを通じて個々が持っている情報をチーム全体のものへとしていきます。

このワークを通じて、チーム全員の意識の中にある「確実に正しい情報」や「誰も検証していないのに多くの人が思い込んでいる情報」など、暗黙知まで含む情報が見える化されていきます。

これによって現状を把握できる情報を大きなくくりで分解することができ、どの情報に焦点を当てるべきなのかが理解しやくなります。

利用ツール

みなさんにはポストイットをお渡しします。それぞれが考える現状の問題やこれからやっていきたいことを無制限に書いていただき、模造紙大のフレームワークシートの該当箇所に貼り付けていきます。デジパのファシリテーターが、ウェブサイト制作の経験でより正確な場所への移動をしながら、チーム全員が考えている「問題」は何なのかを探っていく作業です。

また、単なる思い込みや噂からきている「問題ではなかったこと」の整理にも役立ちます。

活用する手法

KJ法

問題をポストイットなどに書き、グループ分けしながら、ストーリーを考え、文章にまとめる手法です。似た内容を集めてグループを作り、図にまとめていくことで、さまざまな情報を整理して共有することができます。

SWOT

チーム(やウェブサイト)の内部環境(強み、弱み)と外部環境(機会、脅威)を把握することで、現状を分析する手法です。

KJ法などと組み合わせて取り込む場合があります。

3C分析

企業や組織の現状把握のために、3つの視点で情報を収集する手法です。

自社・競合・顧客

KJ法などと組み合わせて取り込む場合があります。

モデリング

同じ問題を抱え、それを乗り越える環境を作っている競合他社を探し、それらをモデルに同じような行動を考えてみます。調査と整理にある程度の時間が必要なため、ワーク外(次のワークの日程まで)の宿題とさせていただいております。

必要な条件

利用時間約1時間~2時間
参加者ウェブプロジェクトのチーム全員
服装いつもの出社時の服装
場所や環境場所は模造紙大の用紙を広げられるホワイトボード・机がある会議室など。

デジパよりひとこと

経営視点の方や、技術担当寄りの考え方をお持ちの方など、チームにはさまざまな考え方が存在します。問題も同じくさまざまですので、一度みなさんの頭の中を紙に書き出して分類し、チーム全員が何を考えているのかを理解しあう場を提供します。

写真:デジパ営業担当