解決方法を導く
問題の本質をとらえ、あるべき姿を導き出す。
「問題を洗い出す」ワークを通じて洗い出した問題を深堀していきます。
問題をホワイトボードなどに書き出し、チーム全員で思考や仮説を前進させて、問題の本質にアプローチしましょう。本質を見ながら、本当はどうあるべきなのかという結論=プロジェクト本来の目的に辿りつくことがこのワークの目指すところです。
また、チーム内の決裁や確認フローの流れを図式化して明確にすることで、解決方法をスムーズに進めるための社内の動きを共有していきます。
利用ツール
「問題を洗い出す」ワークで洗いだした問題に優先順位をつけて、ピックアップした問題を貼り出します。その問題はなぜ起こってるんだろう?という原因を掘り下げていって、元となっている部分を探ってみます。その探り当てた部分を「あるべき姿」にすることが、「解決方法」の導きとなります。
活用する手法
マインドマップ
共有した問題を中心に置いて、「問題の本質」を明らかにするために情報の枝葉を広げていく手法です。
「問題」「原因」「影響」「満たすべき基準」の4点をもとに枝葉を広げていきます。必要に応じて取り組みます。
ロジックツリー
WHY(原因)、HOW(問題)、WHAT(要素)など、それぞれの内容について掘り下げる手法です。
たとえばWHYツリーは、問題を考えるとき「なぜ?」と考えながらツリーを掘り下げていきます。「なぜ?」を繰り返すことで、スピーディに原因を探れます。
モデリング
同じ問題を抱え、それを乗り越える環境を作っている競合他社を探し、それらをモデルに同じような行動を考えてみます。調査と整理にある程度の時間が必要なため、ワーク外(次のワークの日程まで)の宿題とさせていただいております。
必要な条件
利用時間 | 約1時間~2時間 |
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参加者 | ウェブプロジェクトのチーム全員 |
服装 | いつもの出社時の服装 |
場所や環境 | 場所は模造紙大の用紙を広げられるホワイトボード・机がある会議室など。 |
デジパよりひとこと
問題の解決には、問題と思っている事象の原因を探り出し、そのあるべき姿を目指さないと本来の解決にはなりません。まずは、みなさんが書きだして共有した問題を深堀りして、そもそも何がネックとなっているのかを理解しあいましょう。