ウェブサイト運用のチームコミュニケーションツールとしてのTrello
digiper では、いろんなプロジェクトにタスク管理ツールのTrelloを使用しています。Trelloの様々な機能は、コミュニケーションを円滑にしてくれウェブサイトの運用にとても役に立っています。
デジパでは、ウェブサイトの新規作成やリニューアルだけではなくもちろん運用もお手伝いしているのですが、規模の大きなウェブサイトでは、月の作業依頼が200件を超えることもあります。
今までは、作業に関するコミュニケーションには関係する社内のメンバーが参加するメーリングリストや個別のメンバー同士によるチャットでやり取りをしていましたが、件数が多いため
- アサインされているタスクについてのメールを探すのに時間がかかる
- 自分がアサインされていないタスクについてのメールも流れてくるためメールボックスが破綻する
- デザイナーとディレクターのやり取りがチャットで行われてた場合に、エンジニアがその流れを後から追えない
などの問題が発生し、作業開始までに時間がかかっていました。他にもメールによる管理に限界を感じていたためTrelloというオンラインタスク管理ツールを導入したところ、コミュニケーションの問題が解決され、スムーズに回ることが多くなりました。
今では新しいプロジェクトでは、ほとんどTrelloを使うようになったほどです。
Trelloというサービス自体は色んな所で紹介されていますので、ざっくりどんなサービスかを知りたい方は、下記の記事をご覧になってみてください。登録から複数人での使用まで分かりやすく解説されています。
カードを整理する感覚でToDoリストやメモ帳、複数人でのタスク管理までこなせてしまう「Trello」
コミュニケーションの問題を解決したTrelloの機能
Activity
Trelloではタスク一つにつき、Activityという掲示板のようなエリアが作成されます。タスクについてのやり取りが、ここで完結するため、メールを探しまわったりすることもありません。
Filter
Filter機能もとても優秀です。例えば自分がアサインされているタスクのみを表示したり、来週期限のタスクのみを表示したり、タスクを探すのも簡単です。
- アサインされているタスクについてのメールを探すのに時間がかかる
→ 解決!
mention
またTwitterのようなmention機能があるので、通知したい人にだけmentionを飛ばして通知できますが、必要になった際はそのやりとりを追うことも可能です。
MLだと関係ないメールが山のように来てしまうのですが、Activityやmentionを活用すると、あまりアサインされることが少ない(けどプロジェクトには必要な)メンバーでも気軽にプロジェクトに参加してもらうことが出来ます。 今まではあまりアサインされないメンバーは、MLのメールチェックの頻度が下がって迅速なコミュニケーションが出来なかったりしましたが、そういうこともなくなりました。
- 自分がアサインされていないタスクについてのメールも流れてくるためメールボックスが破綻する
- デザイナーとディレクターのやり取りがチャットで行われてた場合に、エンジニアがその流れを後から追えない
→ 解決!!!
他にも、Backlogとの連携でクライアントからのタスク登録自動化や、チャットツールSlackと連携させたりなど様々な面でサイトの運用が効率的になりました。
タスクに期間の概念がない(開始日を指定できない)、サブタスクに期限を設けられないなど、大きな作業が頻発するプロジェクトには向いてない点もありますが、ウェブサイトの運用ではそのようなタスクも少なく運用向けの管理ツールといえるのではないでしょうか。
余談ですが、Trelloを立ち上げたJoel Spolskyさんのはウェブ系エンジニアならみなさんお世話になっている、Stack Overflowの創設者でもあります。お世話になりっぱなしですね。
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