企業としての魅力を発信するために、総合ページを全面リニューアル。全国に専門学校や高等学校を数多く展開している学校法人三幸学園・企画広報部の盛藤まいこさんへインタビューを行いました。

学校法人三幸学園 率直なチームワークでプロジェクト成功へ 対社会向けのウェブサイトにリニューアル

プロジェクトの目的と課題
「企業としての三幸学園をアピールしたい」
対社会向けのウェブサイトへフルリニューアル

リニューアルした三幸学園オフィシャルサイト

ウェブサイトキャプチャ画像:トップページ

三幸学園オフィシャルサイトを見る

(聞き手/デジパ:上杉、木下)

デジパ:御社の事業内容を教えていただけますでしょうか。

盛藤:三幸学園は、医療やスポーツ、福祉保育やビューティー関連など様々な分野の専門学校を、全国50校以上展開している学校法人です。また、通信制の高校も全国で10キャンパス、そして短期大学と大学、さらに首都圏を中心に保育園も30園ほど運営をしています。

デジパ:今回のプロジェクトは、御社の基幹となるウェブサイトのフルリニューアルとなりましたが、どのような課題や目的からスタートしましたか?

企画広報部 盛藤まいこさん

企画広報部 盛藤まいこさん

盛藤:旧ウェブサイトは、専門学校のリンク集のようなウェブサイトになっていました。新しい学校が追加されるとそこにバナーを追加していく、というようなかたちだったんです。これまでは、三幸学園のトップページがまず何の目的であるのかとか、そういうところを特に意識して作っていなかったんですよね。
そこで、今回はそれを「学校法人三幸学園」としての対社会向けのウェブサイトにしたいと思いまして、デジパさんにご相談をしました。企業としての三幸学園をアピールするオフィシャルサイトにしたかったんです。

ウェブサイトキャプチャ画像

プロジェクトの発足とチームビルディング
会話の中から魅力を引き出し、
伝えたいことを伝えるだけのウェブサイトから
知りたいことが伝わるウェブサイトへ

デジパ:今回のプロジェクトでは、制作の前段階からコンサルティングも含めて密に関わらせていただきました。今回は初めてコピーライターの佐藤康生さんも交えて、度々ディスカッションをする機会もありましたが、いかがでしたか?

盛藤:私たちは三幸学園をこういう学園だと思っています、と自分たちの中で感じている三幸学園を伝えたところ、思ってもみなかった表現のしかたで意見をいただけて、大きな発見がありました。三幸学園について何も知らない方たちにとっては、そういう伝え方をした方が良いんだな、という気づきがたくさんありました。もし佐藤さんがいなかったら、ただ私たちが伝えたいことを伝えているだけになってしまったと思います。

そして佐藤さんだけではなく、担当ディレクターの加藤さんとも密なやりとりをしていく中で、「それってすごい魅力ですね」と言っていただいて、初めて私たちも魅力だと気づいたり、私たちが伝えたいことを整理していただいたものを見て、そういうことだと納得したりと、私たちも気づかなかった三幸学園の魅力を引き出してくださったと感じています。

デジパ:これまでにもたくさんのプロジェクトでご支援の機会をいただきました。振り返って、御社と弊社でのチーム感はいかがでしょうか?

盛藤:はい。今回も打ち合わせをしていく中で、トップページのアイキャッチ画像を決める際、私が納得をしなくて、何度も何度も案をあげていただいたのですが、どれもなにか違うんですと正直にお伝えしたところ、ディレクターの加藤さんも、制作サイドの提案のままを受け入れてしまうと、よくあるありがちなサイトになってしまいますし、意図していることは伝わらないと思います、と言ってくれました。その言葉があったので、納得できないときはしっかり伝えて、率直なやりとりをさせていただくことができました。
現在も、公開後まだ間もないのですが、内部からいろいろと細かいところが出てきて、色々とお願いしているのですが、すぐに対応していただけて助かっています。

企画広報部 盛藤まいこさん

盛藤:私が担当になった最初の頃は、何を優先したらいいのかということが全くわからなかったんです。これは入試に関することだから急ぎなんだとか、この分野は高校生の動き出しが早いからこうしなければいけない、という内部事情をウェブサイトを作っている会社さんだから、当然知っていると思い込んでいたんですよね。でもどうしてもうまくいかなくて、どうにかできないかなとずっと思っていました。

そこで月一回、定例ミーティングをやりましょうとデジパさんに提案をしていただき、やりとりをしている中で、私たちはデジパさんの中の動きを知らなかったですし、逆にデジパさんも私たちの動きを知らない部分が多かった、私たちにとって何が大事で優先することなのかを伝えていなかったんだと気づきまして、そこから情報交換をしていき、密なコミュニケーションができるようになったと感じています。

デジパ:お互いの歩み寄りが、よりパートナー、チームとしての結束力を強くしていきましたね。

盛藤:そうですね。実は私たちは進学業者以外の方とお付き合いする機会はほとんどないんです。最近ではリスティング広告等、ウェブ広告もでてきているので様々な方をお付き合いすることが増えてきたのですが、当初はウェブサイトというのがはじめての、別の世界の方とのお付き合いだったんですよね。はじめてだったので、どこまで深く理解し合えばいいのか、というのが当初は探り探りでわからなかったんです。
それが今は、私たちは熱い教育をしている学校現場からの声を噛み砕いて伝える中で、デジパさんとこういった深い関係性ができあがっていることがとても嬉しく感じています。

反響と今後の展望
「三幸学園の"あきらめない教育"をもっと伝えて実践していきたい」
企業、そして社員、教員の想いが、そのまま届くウェブサイトへ

デジパ:リニューアル公開後の反響はいかがですか?

盛藤:お取引をさせていただいている進学系の会社の方はよく弊社のサイトを見てくださっているのですが、冗談ではありますが、何十年も変わらなかったのがやっと変わったねという声をいただいたり(笑)社内からも三幸学園らしくてすごく良いね、見せるべきものが見せられているねという声もあって、良い反響があったと感じています。
現在は、高校生が見てどんな学校があるのかなって思ったときに、もう少し探しやすいようにできたらと思ったので、実は現在ディレクターの加藤さんに調整をお願いしているところなんです。そういう、公開している中で気付くことも率直にご相談をすることができますし、すぐに検討して頂いています。

ウェブサイトキャプチャ画像

デジパ:今後はどのような展開をお考えでしょうか?

盛藤:はい、今回リニューアルしたウェブサイトには、外部の企業の方のインタビュー記事も掲載しているのですが、そういった連携を今後もっと増やしていき、さらに社会と繋がる学園でありたいと思っています。ただの学校法人ではなくて、社会や地域、業界の課題を解決できる、そういったところに学校として協力していきたいなと思っています。

また、今回のウェブサイトでも三幸学園の「あきらめない教育」という教育理念などをわかりやすく表現していただいたのですが、それを業界の中だけではなく一般の方々にも、三幸学園のあきらめない教育で、生徒を社会に必要とされる人材へとしっかり育てていく教育力が伝わればいいなと思っていて、そういった教育姿勢をもっと発信しつつ、実践もしていいきたいと思っています。