『月極本3』by YADOKARIを読んでみて
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デジパOBが立ち上げた「YADOKARI」。
ミニマルライフ誌『月極本』の第3巻が発売されるとのことだったので、早速予約してみました。
読んでみて
今回のテーマは「お金」。
世の中にとって、人間にとって、そして自分にとってお金とはいったい何か?お金とどのように関わり、お金をどのように得て、どのように使うか。
YADOKARI×渡邉賢太郎氏の対談を読み、お金はただの紙切れであり、ただの道具であること。国の文化的な背景からお金に対する見方は180度異なり、日本では信頼ありきのお金であるということ。「お金」の本質的なところを的確且つ鋭く突き、でもそれって当たり前なんだよなぁと改めて考えさせられる一冊でした。
みなさんにとってお金とはなんでしょうか?
私は正直「お金=○○」という明確な答えは出てきません。ただ、なくてはならないものだと感じているのは事実です。
お金に支配されない生き方を想像してみると、すごく難しく、でも勇敢で、なんて開放的で自由なのだろうと憧れずにはいられません。ここでいう「支配されない」とは、お金がたくさんあってお金に困らないという意味ではなくお金の有無に一喜一憂したり、行動が制限されたり、お金が原因で何らかのストレスを感じることがないという意味ですが、現実にこういう生き方を実現されている方のお話が、月極本にも掲載されていて、世の中にはもっとたくさん成功体験を持つ人がいるのでしょう。
一方で「お金がないと生きていけない」。多くの人がそう感じているのも事実だと思います。
先日テレビ番組で、定年退職後の就職先探しをしている77歳の方が「お金を稼がなければならない、将来が不安だから。」とおっしゃっているのを見て、何歳になってもお金がつきまとうのか、今感じている不安はなくならないのか、と絶望とも悲しみとも諦めとも言える、たくさんの感情が湧き上がってくるのを感じました。
将来の不安を漠然と感じている人はたくさんいると思いますが、そこに必ず「お金」があるのではないかと思います。では自分はお金とどう付き合っているのか?と考えてみるとお金に振り回されている人生、日々であることは間違いないですしそれを仕方の無いことだと諦めてしまっていたりもします。
私事ですが、実は今、結婚という人生の転換期がもうすぐ目の前に待っています。その一大イベントのために、大きなお金が動かしつつ準備をしながら、お金がないと何もできない、何も買えない、何も始められない、そんな不安を幸せとともに感じています。
でも、よくよく考えてみるとお金のかかることを選んでいるのは、自分自身。お金をかけた結果得られるものを、絶対に手にしたい!と自分がこだわっているからお金がかかる。それだけのことなのではないか、とも思うのです。
自らが創り出している「自分像」があり、それに執着しているからお金が必要になっているだけであってその執着心を取り払えば、こんなにお金って必要じゃないんじゃないの?と。よく「お金への執着心が強い」なんて話がありますがそれってお金の先にあるものへの執着心とも捉えることができるのではないでしょうか。
自分は「お金に支払されている」。その道を選んだのは自分の執着心(よくいえばこだわり)であるということを忘れてはいけないと強く思いました。
今後、自分がお金とどうお付き合いしていくのか、どう使っていくのか。支配なのか、対等なのか、コントロールなのか、無関心なのか。
じっくりと考えてみたいし、そんな新しい意識を芽生えさせてくれた月極本に感謝の気持ちです。
最後までお読みいただきありがとうございました。次号も楽しみです。
「YADOKARI」Facebookページより
「お金」って何だろう。日々、生きていくうえでお金は必要不可欠なものだけど、「はたして本当になくてはならないものだろうか」。そんな素朴な疑問が、今回の特集テーマの発端です。
経済成長の見込めない世の中にあって、盤石だった資本主義経済にもどうやら陰りが出始めています。パラダイムシフトが世界の至るところで起き、もしかすると金銭のやりとりのない社会って意外にすぐそこまで来ているのかもしれません。
今号は、渡邉賢太郎さんにお話を伺いました。元三菱UFJモルガン・スタンレー証券の社員だった彼は、金融のど真ん中で働きながら、お金の本質に疑問を抱き、4年前に会社を辞め、いざ世界46カ国を巡る旅に出ます。2年間の旅を終え帰国した彼の結論とははたして何だったのか。
はじめて吐露されるYADOKARIの葛藤話なども含め、お金についての本音が次々と明かされる白熱トークは必読です。そのほかにも東京アーバンパーマカルチャー主宰のソーヤー海さんが考えるギフトエコロジーについての論考、お金という観点で選んだお馴染み世界の住宅案内などもりだくさん。ご期待ください。
▼詳細は月極本特設ページへ
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