Faviconはサウンドロゴに似ている
Faviconは、サウンドロゴに少し性格が似ていると思います。もちろん似て異なるものですが。
Faviconは、サウンドロゴに少し性格が似ていると思います。もちろん似て異なるものですが。
Faviconとは、ウェブサイトやページを識別するために関連付けられたアイコンのこと。ブラウザのお気に入りリストやアドレスバー、タブなどに表示されます。日本語読みでは「ファビコン」と聞くことが多いように感じますが、Wikipediaによれば英語読みで「ファブアイコン」らしいです。
サウンドロゴとは、企業名や商品名を簡潔に表現した短いサウンドのこと。日本では商標として保護されませんが、ロゴマークの音版のようなものです。主にテレビやラジオのCMで耳にします。
このFaviconとサウンドロゴ、以下の点において似たようなところを持っているような気がします。
- さりげない主張
- それなりのクリエイティビティが求められる
- なくても困らないが、うまく表現するとブランディングにつながる
- 短い時間、小さな表現で、消費者やユーザーの注意を引きつけて記憶させられる
- それを見たり聞いたりしただけで、企業名/商品名やWebサイトを連想しやすい
Faviconは、ブラウザの対応が安定し始めてから普及し始めたような感じがします。また、いわゆるWeb2.0系のサービスが台頭してきて「Faviconまでちゃんとデザインされてこそクール」みたいな風潮があるように思いますし、ソーシャルブックマーク系のサービスなどではブックマークアイコンはFaviconが基になっているところがほとんどです。オンラインでFaviconが作成できるサービスもありますし、Faviconファンは確実に一定数いるでしょう。
サウンドロゴも、CMを見る人が減ったとはいえ、いつの間にか覚えてしまうサウンドロゴも多いです。Wikipediaに代表的なものが一覧になっているので見てもらえばどんなものかわかると思いますが、企業名や商品名がばっちり入るものがやはり多いようです。
でも、インテルのものや積水ハウスのもの、ソニー・プレイステーションの「♪ジョン(ション?)」や任天堂DSのものなど、音だけで表現したものもいくつかあり、個人的にはそちらの方が好きです。やはりゲーム関係の企業であれば、ゲーム機やゲームソフトからの引用ができて、企業名や商品名を入れない表現が可能なのでしょう。
さて、そのFaviconですが、インターネットサービスを展開する企業のサイトでは導入しているところは多いですが、他の業界では有名大手企業でも取り入れていないところがかなりあります。Faviconをどのように表現するかも、これからのWWW(World Wide Web)におけるブランディング手法のひとつとなると思います。
でもまあ、そんなにむずかしい話でもないとは思うのですが。
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