2006年11月

2006年11月29日

正直マーケティングのすすめ

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マイネットジャパンの上原仁、保田隆明、ガ島通信の藤代裕之さんの共著で「口コミ2.0」が発売された
ブログやSNSが情報の伝播スピードを加速化させ消費者に影響力を持つようになった今日、CGMを口コミマーケティングにいかに繋げるかをわかりやすく解説している
著書によると、「アメリカの調査では消費者はモノを買うときに、売り手の言うことは47%、メディアの言うことは53%、他の消費者の言うことは90%信じる」という結果がでているそうだ

サブタイトルが「正直マーケティングのすすめ」で、口コミを企業がコントロールすることはできずに炎上してしまったソニーのブログを例に出し「正直」の大切さを語るあたりはいかにも彼ららしい

化粧品のECサイトを運営している友人も同じことを言っていたが、サクラを使って消費者を動かすすような行為が通じなくなりそのような行動を消費者が見破るようになった
下手な煽りは命取りになる

ブログやSNSの影響で情報の伝播スピードは広く速くなるが、その中で「正直」が大切になる
人のうわさは75日といわれるが、ネットの書き込みは75日が過ぎても残る
検索上位にある、商品批判は企業イメージダウンの致命傷となる

また、情報の伝播スピードが上がると商品のピークラインは早く到達するが落下スピードも速くなる
こんな時代は、作り上げるのに時間がかかるもの、普遍的なものが大切だったりする


2006年11月25日

場のエネルギー

場には、それぞれのエネルギーがある
私のオフィスのある溜池山王は東京港区のど真ん中に位置し外資系金融の街である
市ヶ谷のオフィスから引越ししてきた時、行き交う人のギラギラ感が新鮮だった
どちらかというと常に頭を使っているタイプの人が多い

以前に事務所があった市ヶ谷は神楽坂、神保町が近く出版社が多かった
かつての文豪が愛した蕎麦屋、寿司屋、天麩羅屋が今でも残っていてここには昔のゆったりとした東京のエネルギーがある

一方、溜池山王が外資系金融の街なら隣の六本木は、ヒルズ族(そろそろ死語になりかけている)といわれる新興成功者が集まる街で六本木ヒルズに住むことがステイタスになり、そこを目指す予備軍が六本木から渋谷に集まっている

東京には、それぞれの街にエネルギーがある
わずか5KMくらいの距離でこれほどエネルギーが違う都市は世界的に少ない

人は皆、自分に合ったエネルギーに引き寄せられる
そしてどのエネルギー場を選ぶかが重要であると私は考えている

例えば、コーヒーチェーン店でもスターバックス、ドトールコーヒーではあきらかに店のエネルギーが違う
タバコを吸う人はスターバックスにはまず行かないが、タバコが嫌いな人はドトールには行かない
極端な例だが、コーヒーショップ一つを見ても場のエネルギーは全く違う

好む好まざる、人は自分で今の環境や場のエネルギーを選んでいる

つまり場のエネルギーを変えると人生のエネルギーが変わる

グループを見ると顕著で、人が集まりグループ形成が始まるとそこにエネルギーの色が付きはじめる
噂話が好きな人は、噂話が好きな人とグループ構成を取る
一人では噂話ができないのでいっしょに噂話をして盛り上がってくれる人が必要になる
そうしてグループ構成ができてくる

そのエネルギー場が自分に合っているのかどうか、自分の行きたい方向性と合っているのかどうかを「選択」することが肝心だ
ひょっとするとその選択は少し勇気が必要かもしれない

無意識ではなく意識的な選択が、未来の自分を形成していく

2006年11月24日

既得権

先日、チーム達成会で近所に焼肉を食べに行った
「何が食べたい?」と聞くと20代には圧倒的に焼肉が人気である
この傾向だけは20年位変わらない気がする

そこの話題で、放送業界の買収を誰が成功させるかという話になった
この10年では、96年にソフトバンクの孫さんが世界的なメディア王として知られるルパート・マードック氏とテレビ朝日の買収を試みたのを手始めにライブドアの堀江さんがニッポン放送、楽天の三木谷さんがTBSの買収を試みているが、まだ実現した人はいない
放送業界は、日本に最後まで残っている既得権益である

上場企業の生涯賃金データーが出ていたがベスト5に、フジテレビ、朝日放送 、日本テレビの放送業界3社がランクインしていた(放送業界以外ではキーエンス、スパークス・アセット・マネジメント投信)

ニッポン放送とライブドアの買収騒ぎの時、ニッポン放送の社員はライブドアによる買収に大多数が反対の意向を示しいろいろな理由が出ていたが、あの報道で給与が下がるからだと言った人はほとんどいなかった
でも結構、本音はその辺にあったりする
三木谷さんがTBSの買収に成功したら、TBSの社員給与は下がるだろう

この業界だけはいまだに、バブルが続いている
例えば、この業界で働く私の知り合いが使えるタクシーチケットの予算が年間600万円であったり
高額な接待交際費があったり、この業界だけはいまだに別世界の空気がある
そんな既得権で守られた業界に、一般世界の業界から社長が送り込まれた大変なことになる

2000年以降、不況の影響で日本も多くの既得権が消えていったが、既得権だけは内側から崩れることはなく外から壊れる

そろそろ放送の牙城も崩れそうな予感がする

2006年11月17日

ハッピーになろうという意志

昨日、溜池山王の交差点を渡りながらふと思った

「俺って、今を生きてるの?」
「過去に生きているのとちがうの?」
そんな、内側のメッセージが聞こえてきた
終わってしまった出来事を思い悩みながら交差点を歩いた時に起きた感覚だ

ゴルフでもミスショットをした時、次のショットを打つ間際までミスショットのショックを引きずってしますことがある
ある友人が18ホールをミスなしでプレイできる人はいないので、グッドショットもミスショットも3歩で忘れることがゴルフのコツだと教えてくれたことがある

ミスショットのショックを引きずっている自分は、今を生きずに過去に生きている

ビジネスでも、一日の思考の中で過去のことを考えている時間が多い日がある
考えても仕方ないことを考えてしまうのが人間の特性なのだろうが
今を感じながら生きないとハッピーにはなれない

今週のSQ Lifeの「スピメ」に、「ハッピーになろうという意志を持たない限りハッピーにはなれない」というメッセージがあったのだが
ハッピーになるということは今を生きるということだ

過去をひきずるわけでもなく、未来に逃避することでもなく

ハッピーになるということは自分で決めることができる
誰が決めるものでもなく自分の意志である

常にあるのは今だけなので今を生きれるようになりたい

2006年11月15日

新たなヒーロー

社内で年末調整のメールがまわってきた
気がつけばそんな時期である
この時期から年末までが早いと感じるのは私だけであろうか

デジパでは年末調整をCMでお馴染みの「勘定奉行」でおこなっているのだが、これは日本のシェアNO.1を取っただけあって優れものである
実は、6年くらい前に経理を自分でやっていた経験があるのだがこの時に年末調整をやろうと思ったらまず、税務署の年末調整説明会に参加してその年の税法変更点を教えてもらう
税法は、実は固定されておらず「景気対策」「雇用対策」等で毎年のように特例措置が変わる
それに基づき、個人の納税額を算出していた
だが今は違う
「勘定奉行」を更新してさえいれば、税務署の年末調整説明会に参加しなくとも数字を入力するだけで納税額を算出し帳票までできる
担当者に「年末調整にどれくらいの時間がかかるの」と聞いたら
「3時間あれば終わりますよ」
とあっさり言われ時代の変化を感じた
おそらく20人位の企業で、担当者が有能なら3時間もあれば仕事が終わるのだろう
まさに革新である
さて、これで困る産業がでてくる
税理士である

かつて、年末調整や確定申告は税理士にとって大きなビジネスであったのだがイレギュラーなケースがないかぎり当人でも業務を完結できる
同時に顧問料金の低下現象が起きている
決算費用込みで年間30万円などという税理士も出てきている

かつて2002年にデジタルカメラとフィルムカメラの逆転現象が起きた時、ポラロイドカメラは役割を失いフィルム、現像所、フィルムカメラのFC店で時代の変化に適応できない会社は衰退したり倒産したりした
一方、キャノンは世界一のデジタルカメラのメーカーの座を勝ち取った
技術の進化が起きる時、その進化についていけない企業の死がおこり、新たなヒーローが誕生する


2006年11月12日

教育

木曜日から3日間、湯川原にてリーダー研修を実施し
講師は、JBIの小原仁氏にお願いした

今回のメインテーマは「メンバーの教育」について

教育の3要素は
1、知識
2、技術
3、ビジネスの考え方

なのだが3番目の「ビジネスの考え方」
これを教えることは一番難易度も高く、時間がかかる

かつて、私が25歳の時にある経営者に
成果=能力×情熱×考え方
と教えられたことがあった
能力と情熱は0点からスタートだが
考え方に関してはマイナス点の人がいると言われた

考え方を教えることがリーダーの最も重要な役目であるとその時に教えられたのを思い出した

正しい考え方を身につけて習慣化するのには時間がかかるのだが悪い習慣はすぐに見につく

ビジネスのビギナーである20代は、考え方を修正しやすいが40代から考え方を変えるのは容易ではない

今回はコミットメントが一つのテーマとなり
社内でもコミットメントの強い人、弱い人がいることが課題として出てきた

これも20代の時に身につけた方がいい習慣の一つである
歳を取れば取るほど習慣化することが困難になる

コミットメントが強くなる方法が3つあると私は考えている
①意志
②宣言
③チャンクダウン

チャンクダウンはコーチング関連の技法でよく出てくるようになったが、「固まりをほぐす」という意味
どんな大きなミッションも自分がイメージできるところまで細分化すると達成イメージが描けるようになる

経営にとって「教育」は時間がかかり投資回収に時間がかかるテーマだが
成功する企業にとって避けては通れない要素である

2006年11月08日

伊豆のセラピスト

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C+Fのティム・マクリーンと高岡よし子さんに「SQ Life」の打ち合わせにお越しいただいた
5年くらい前から一度お会いしたいと思っていたお二人なので今日は念願がかないうれしかった
『エニアグラム -あなたを知る9つのタイプ』という訳書でも有名だが、伊豆という海、山の自然に囲まれた場所に
拠点を構えられて二人はサイコセラピーのワークショップ活動を続けている

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活動の話をしていて70年代にサイコセラピーのワークショップを受講するクライアントはどちらかというとヒッピーイズムの流れを汲む人が多かったのだが、80年代にはいるとそれが一般人に変わり、今は受講者の80%以上が企業に変化したそうだ

企業セラピーの大半のテーマが「開かれたコミュニケーション」で「本音のコミュニケーションがとれない」「会社で自分を出せないから鬱になる」「社員の潜在能力を開発したい」という課題に対して大企業からの依頼が多くなったとのことだ

まさに、企業文化が変化してきているのを感じる
これからの時代の企業は社員の精神的な育成に投資をしていかないと成長文化が成り立たないと私は考えている

日本で鬱病の症状が多く見られる理由に「生と死」を身近にかんじれなくなったことが原因に挙げられるとティムはいう

途上国に行くと、子供があきらかに日本の子供とは違っていて目の力が強かったり、底抜けの笑顔を見せたりする

これは、「生と死」が日本人に比べて自分の身近にあり出産が自宅で行われていたり川に死体が流れていたり路上で人が死んでいたりする光景を目の辺りにするので生きるという感覚が日本人より強いのであるというのがティムの考えなのだがすごく同意できた
私も海外に出ると同じことに気づくが、ハングリーさの違いであると考えていたのだが「生きるとは死を感じることだと」今日は、実感した

2006年11月05日

チャンスの国

日本には79万人の外国労働者が存在するとされる
人手不足のため看護士もフィリピンから資格取得者3万人を受け入れると厚生労働省の発表があったが
私は、「市場開放」賛成派である
日本で外国人労働といえば不法就労、犯罪という負の側面が取り上げられやすいが
不足する労働力を埋めるだけでなく、ニートが増える日本において刺激を与えるはずである

人の2倍働いても、豊かに暮らせない国があるのに比べて日本はチャンスの国である
どこの国を旅して必ず日本で働きたいという若者に出会う

大相撲の世界も3分の1が外国人となった

起業においても、エンジェルという存在が日本でも普及し始め数千万という出資を20代の若者が受けることが珍しくなくなった

ひょっとすると、日本は過保護すぎるのかもしれないと思う時もあるが世界の若者から見れば今の日本がチャンスの国であることは確かだ

日本でも外国人起業家が台頭する日が遠くないかもしれない