伊豆のセラピスト

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C+Fのティム・マクリーンと高岡よし子さんに「SQ Life」の打ち合わせにお越しいただいた
5年くらい前から一度お会いしたいと思っていたお二人なので今日は念願がかないうれしかった
『エニアグラム -あなたを知る9つのタイプ』という訳書でも有名だが、伊豆という海、山の自然に囲まれた場所に
拠点を構えられて二人はサイコセラピーのワークショップ活動を続けている

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活動の話をしていて70年代にサイコセラピーのワークショップを受講するクライアントはどちらかというとヒッピーイズムの流れを汲む人が多かったのだが、80年代にはいるとそれが一般人に変わり、今は受講者の80%以上が企業に変化したそうだ

企業セラピーの大半のテーマが「開かれたコミュニケーション」で「本音のコミュニケーションがとれない」「会社で自分を出せないから鬱になる」「社員の潜在能力を開発したい」という課題に対して大企業からの依頼が多くなったとのことだ

まさに、企業文化が変化してきているのを感じる
これからの時代の企業は社員の精神的な育成に投資をしていかないと成長文化が成り立たないと私は考えている

日本で鬱病の症状が多く見られる理由に「生と死」を身近にかんじれなくなったことが原因に挙げられるとティムはいう

途上国に行くと、子供があきらかに日本の子供とは違っていて目の力が強かったり、底抜けの笑顔を見せたりする

これは、「生と死」が日本人に比べて自分の身近にあり出産が自宅で行われていたり川に死体が流れていたり路上で人が死んでいたりする光景を目の辺りにするので生きるという感覚が日本人より強いのであるというのがティムの考えなのだがすごく同意できた
私も海外に出ると同じことに気づくが、ハングリーさの違いであると考えていたのだが「生きるとは死を感じることだと」今日は、実感した