メンバーのアイデアを引き出す技術

  • 投稿日:
  • by

図1.png

ファシリテーション型リーダーに必要な5つの技術とは、

1、「場」つくる技術(チームビルディング)

これは心理的安全性を作ってチームビルディングを行います。

2、傾聴技術(カール・ロジャース提唱のアクティブリスニング)

傾聴が上手くいくと「自己開示」が起きる。

「自己開示は」その人の成長につながる。

3、メンバーのアイデアを引き出す技術(ショートブレストの構造を理解)

アレックス・F・オズボーンのアイデア発想法を使っていますが、これは一つの会議手法です。

4、自分を伝える技術(ヒーローズジャーニー)

自身の経験価値を明確化して自身のライフサイクルを知ることにより成長のプロセスを学びます。

5、自分の意識を整える技術(バイロン・ケイティのビリーフワーク)

自分のアンコンシャスバイアス(「思い込み」)にアプローチして書き換えをすることにより、ニュートラルな自分に戻していきます。

この3番のブレスト発想法は大変効果的です。

なぜなら、第一に心理的安全性の場を作りやすい、第二にファシリテーションが技術的に比較的容易である、そして新しいものを生み出すための発想的な脳の使い方をするのですが、それを体感していただけるというのが、これをお勧めする理由です。

アレックス・F・オズボーンが提唱したブレストのブレスト4原則

・質より量を重視

(一般的な会議では、結論を先に話し、その理由を理路整然と話すのが通常であるが、ブレストは、できるだけ量を出して、頭の中にあるもの一旦、出し切る。そこから潜在能力にアプローチしていきます。)

・アイデアを否定しない

(一般的な会議では新しいことを提案すると「時間がない」「人がいない」「予算がない」

これは3ない要因と言われるが、ブレストでは新しいアイデアを否定せずに、相手のアイデアの良い部分に光を当てていく。)

・奇抜な考え方やユニークなアイデアを重視する

・アイデアを結合し発展させる(結合改善)

「私たちは学生時代、人の答えを盗むなと教えられる。カンニングは禁止である。ところが、ブレストでは、相手の良い答えをどんどん頂く。それにより、自分のアイデアをブラッシュアップしていく。」

ケーススタディ(3大大手専門学校にまで上ってき三幸学園さんのワーク例です。)

テーマ「各学校で広報担当者のスキルアップを目指すならどんなアイデアがありますか?」

まず、230秒のペアワークブレストを、毎回メンバーを変えて連続で3回実施します。(大体30分弱)

これで最初のアイデアから、この30アイデアの内容が変わってくるのを体感していただくことができます。

その後、アイデアシートに30分ブレストしたアイデアを、それぞれアウトプットしていただき、それを一人ずつ全員にプレゼンしてもらいます。

ファシリテーターはその中かから、このチームの中で最適性が高い。あるいは、とんがっていて面白いと思ったアイデアを1つか2つピックアップしていきます。

そしてそれをさらに深堀のブレストをしていきます。

深堀していくことによって、そのチーム会社で運用していける土台作りまでやっていきます。