今年も稲刈りのシーズンがやってきた
今週の南房総は、暴風雨のために多くの田んぼの稲がなぎ倒しになっている
一方、我が稲は暴風雨にも負けずしっかりと立っている
その差は、化学肥料を使うか否かである
化学肥料を使っている稲は、稲刈りシーズンには茎がすでに枯れていて暴風雨には耐えられない
一方、化学肥料を使っていない我が稲は、茎がまだ緑である
茎を見ると米の力の違いを感じる
ココロザスが支援する起業家にこんなことを聞かれました
「経営者は気力が大切だと思うのですが、食べ物と気力は関係しませんか? コンビニ弁当を食べても気力があまり湧かないのですが」
その通りだと、私も思います
人間の細胞は60兆個で構成されていて、皮膚は28日、赤血球は3ヶ月、肝細胞は約1年で入れ替わるそうです
つまり体は食べ物の塊で、細胞は入れ替わり続けるので残るのは、観念、意志、魂とかいう固形ではないものになります
食生活を変えたらアトピーが治ったというケースが多いのですが
近年、子供の6人に1人が何らかのアレルギー症状を持っており食に関係する可能性が高いのです
この現象は、1960年代から顕著になっていくのですが
農薬、化学肥料、化学調味料の普及とリンクしていきます
戦前には、上記の物は日本に普及しておらず
戦後の影響で、農薬がベトナム戦勝で使われた枯葉剤を薄めたものであるということは既存の事実です
「食」と「気」が関係しているということは20年以上前から知っていたのですが、各論で教えてくれたのは、「ニンジンから宇宙へ」の著者である赤峰勝人氏でした
無農薬野菜を作り続けて30年、農を通して原理原則を会得した人で、赤峰さんの著書は以上のようなことが詳しく書かれています
赤峰さんは、私にとって農の師匠であり、赤峰農法で米と大豆を自給して味噌、醤油も作っています
基本は、玄米食で、少し時間がかかりますが圧力釜を使って炊くと美味です
いろいろ試しましたが、一般の炊飯器では、どうしてもぱさついてしまい、圧力鍋を選択しました
白米と違い、玄米には繊維質が多く含まれておりデドックス効果も高いのです
赤峰さん曰く、玄米で必要栄養素の7割が賄えるとのことです
白米を漢字で書くと粕(カス)となります
栄養分を精米によって削ぎ落としているのです
それ以外にも師匠からはいろいろ教わったのですが、印象的なのは野菜の陰陽の法則です
「上に伸びる葉物は陰、下に伸びる根菜は陽」
夏は体を冷やすために、ナス、きゅうり、トマト、オクラ、スイカ等の陰の野菜を採る
冬は体を温めるために、ダイコン、カブ、ニンジン、ゴボウ、サツマイモ等の陽の野菜を採る
本来は、季節に合った野菜を摂取して来たのだが、今のスーパーマーケットを見ると輸入品、ビニールハウス野菜が並んでいるので、どれが旬の物かがわからなくなってきています
でも、体には旬のものが適していると師匠に教わりました
根性とかも大事ですが、体作りが出来ていないと「気」は沸きません
精神とボディーの両方の健全度を上げることが大事です