被災地の宮城県石巻市より戻ってきました

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被災地の宮城県石巻市より戻ってきました

本当に、地獄の爪痕のような光景でした

仙台空港の北、若林区では町が流されてしまったような光景があり、石巻市でも港の船が道路まで押し流され電信柱を押しつぶしていたり、田んぼの真ん中まで車が押し流されていたり、本当に信じられないよな光景が続きます
神戸震災の時も被災地も経験しているのですが、今回は桁が違います

石巻市で拠点を構える「め組ジャパン」の要請を人づてに聞き、食料と日用品を南房総で集め救援物資を運びました
活動拠点になっている、石巻専修大学には、NPO団体、ピースボート等のスタッフが懸命に救援活動していました
モンベルの創業者である辰野会長も来ておられ、「アウトドア義援隊」を結成されていました
全国各地から支援物資と応援隊がやってきており、現地の人々といっしょに懸命に支援活動している姿には本当に勇気づけられます

緊急車両通行許可証は、館山警察で申請を行いましたがその場でおりました
あわ地球村がNPO法人なのでその場で発行されましたがNPO法人、行政機関でなくても緊急車両通行許可証は発行されるようです
目的が明確であれば、その他でも発行するとのコメントでした(この辺はおそらく基準がないような雰囲気です。地元警察に問い合わせてください。)
東北自動車道は3月22日現在、宇都宮からの北上は、緊急車両通行許可証がなければ通れません
東北自動車道の宇都宮以北、ところどころ道に亀裂は入っていますが問題なく普通の車で走行が可能です
亀裂の入っている箇所には事前に注意サインが出ています
このあたり、日本人の繊細さを感じます
私たちは、帰路のガソリンも積んでいきましたが、インターチェンジでの給油も可能です(現地のガソリンスタンドでは、2キロ、3キロの行列があたりまえに出来ています。現地で、ガソリンを手に入れることは困難です。)
当然、道はガラガラです

神戸の震災時と違い、道路に規制がかけられているので宮城県石巻市だけを見ても圧倒的に人が足りないし、応援できることがたくさんあると感じました
応援物資に関しては、日に日に足りないものが変わっていくので現地避難所との確認が必要です
例えば米など調理の必要なものは、もう少し先の感じがします
ライフラインが整っていないので、すぐに食べられるものの方が現時点では喜ばれます
私の回った全ての避難所でリクエストされたものが、すぐに食べられる食料と下着(男女問わず)でした

余裕のある方は、ぜひ応援に行ってあげてください
放射能の問題もあるので、もちろんすべて自己責任でお願いします

被災地を見て復興への道の険しさを改めて感じさせられましたが、今の混乱はいつの日か収まります
そして、混乱が収まった時に、自分がどこに立っていて、どんな日本のビジョンを持っているかが大事だと思います
震災前の日本に戻したいと私は思いません
少々不便で物が足りなくても、安心してこの国で生きていきたいです
エネルギー政策、食料政策、街づくり、地域の仕組み、もう一度新しい計画を作り出し、経済的豊かさだけではなく、心豊かで、安心して生きていける国つくりのために活動していきたいと思います
日本は逆境に強い国なので、再生し、新しく蘇ることを私は確信しています

宮城県の石巻から帰ってきましたが、思ったより人々が元気だったので安心しま
した

被災していない地域の人は、笑顔と元気だけは出しましょう
今は、それが一番大事だと思います