田んぼの開墾

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13年間不耕作放棄地の田んぼの開墾を始めました
おかげさまで昨年収穫したお米は早々と完売してしまい、もう一枚田んぼをやることにしました
13年間の不耕作地は、ハードで地面にびっちり根が張っています
最初は、鍬一本で始めたのですがあまりのハードさに鍬がおれてしまい、めげていたところに鴨川の池田氏がユンボを持って助けに来てくれ2日かけて一番上の地層を掘り起こしました
持つべきものは友、そして文明の利器に感動
これを手でやっていたらいつ終わったことやら

近くの田んぼ所有者からは、誰もやり手のない田んぼが復活するので「ありがたい」「ありがたい」という言葉を繰り返し言われました
もっとも近所の人からは「ようやるのー」「大変だぞー」とお声がけいただき、どうやら物好きな奴と思われているみたいです
南房総も不耕作放棄地が増え、地元の人にとっては大きな問題です
放っておくとどんどん土地が荒れてくるので、藪だらけになり自分の土地にも侵食するので自分の土地ではなくとも草刈をやらざるをえません
そんな土地が日本では埼玉県位の面積にまでなると言われています

南房総に移住して1年が過ぎましたが、わかったことがあります
新参者には、よい土地は回って来ない
地型も日当たりもよくて、機械が入る接面道路がある場所等は、地元の人に回される
そして、地元でやり手のない場所のみが私たちのような新参者に回ってくるのである

一方、地元の信用を得るとどんどんチャンスはやってくる
隣町の友人である白浜の半農半カメラマンのしょうちゃんは、コツコツとまじめにやっている姿が認められ、次から次へと農地案件が持ち込まれ、機械も格安で譲ってもらい、またたくまに2年目にして農家資格を取得し道の駅に作物を出荷するまでにいたった

商売も田舎暮らしも、信用と信頼関係を築くことが一番大事だとつくづく感じる今日この頃です
ハードな田んぼの開墾は続きます