大阪に来るたびに街の活気がなくなってきていくのを感じる。
学生の頃、ミナミの鰻谷が好きだった。
そこには大人の雰囲気があった。
隠れ家ぽい店が多かった。
今日、久しぶりに鰻谷を歩いて驚かされたのは大手チェーン店の多さである。
最近、地方の商店街の経営が成り立たなくなり大手チェーン化されたいく姿をまのあたりにするが
鰻谷まで同じ現象が起きている。つまり、地域にお金が落ちない。
利益が全て本社に行くのである。
大阪人は元来、形のないものにはお金をかけない。
私が大阪で初めてビジネスを始めたのが14年前だが、ソフトに金をかけない気質が理解できなかった。
その気質が東京との地域格差を作りだした大きな要因に思える。
そういう私は大阪生まれである。