量子飛躍

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熱量がある一定まで上がった時、原子の周りを軌道していた電子核が外側に飛び出して飛躍する
量子飛躍である
最近の経営学では、「フロー経営」「クォンタムリープ」と呼ばれる
これを、私は過去にスポーツでも体験している
スキープレーヤーだった時代、トレーニングを重ねて、何年も反復練習を重ねると、円運動の後半に突然スキーの板が前に走り出す 
通常、スキーヤーで熟練度が低いとスキーの板が円運動の後半に減速する
スキーの板の特性と体が起こす運動エネルギーが合致した時に、初めて起こる現象である
売り上げが100億を超すような経験をした経営者が、「ビジネスを高い熱量で継続していると、ある時、突然、比例型右肩上がりの売り上げが跳ね上がる瞬間が来る」という話を聞いたことがある
「フロー」が起きたのである
一流といわれる人は、この「場」のエネルギーが、「フロー」沸点に達するまで、トレーニング、実践を続けられる人なのである
液体が100度を超えると気体になるように、エネルギー量が沸点に達すると別の次元に進化することが、原理原則であるということが、経営及び日常生活においてもあてはまる

では、なぜ、沸点に達するまで、エネルギー量を上げられるのか、継続できるのか?
そこには、高い「志し」があるからである
自分が何者で、何のために生まれてきたのかという、生きているためのコアとなる意識があるからである
そのコアとなる意識ができると、それが身体の軸となり、足のつま先から頭頂骨まで太いエネルギーが通るスペースが生まれる
これは、本来誰もが、生まれながらにして持っているものである
しかし、多くの人が、この世に生を受けてから、親のダメだし、社会的な抑圧から、傷を受けている、俗にトラウマというものである
そのため、自分が何者であるのか、何の為に生きているのかを、無意識のうちにオブラートをかけてしまっている、そのため、あきらめ感から、「高い志し」を持てない癖付けが出来上がってしまった