ヴィクトール・フランクの「夜と霧」を読んだ
ナチスの強制収容所経験に基づいた実話である
無力感に溢れ、生きる意味を見失う環境においても人には、生きる3つの価値があると書かれている
最近、世の中は「やり方」に溢れている
社内でディスカッションしていても、ほぼ「やり方」について話す
本屋に行っても、「やり方」の本だらけである
そういう自分も、新しいビジネスモデルを探すことに多くの時間を費やしていることに気づく
でも、今、世の中に足りないのは「在り方」でなかろうか
1937年に発行された、吉野源三郎の著書「君たちはどう生きるのか?」が、40万部を突破したのも、「やりかた」ではなく「在り方」を、模索している傾向ではないかと感じる
ヴィクトール・フランクの言葉
「自分が人生に何を求めるかではなく、今生、自分は、人生に何を求められているのか」
ここを深めることが、人間力に繋がる気がする
生きる3つの価値とは
① 創造的価値
どんな仕事にも創造的な価値がある、そこに価値を見出せる人、見出せない人がいるだけである
② 体験的価値
自分が体験から得たものは固有の無形財産であり、誰も奪うことはできない
③ 態度的価値
人はどんな時でも自分で態度を選択する自由がある
例え、死ぬ間際だとしても人生の価値を変えることができる
この著書を読んで「在り方」の追求が、人間力の向上であると信じてやまない