「感じないようにして仕事している」
というパターンの人が近年、増えている
特に女性より男性にその傾向があると感じる
私も、そのようなクライアントをカウンセリングをした経験がある
自分の感情をシャットアウトするのだ
これは、意外と大手に勤める人に多く
特に金融機関系に勤める人にこの傾向がある
企業の規律が厳しく自己な表現を求められないからだろう
決められた枠が狭くて自由度が低いのだ
そのような人は
「楽しい」「やりたい」を封印してしまっている
それが続くと今度は「楽しい」「やりたい」という感情ががわからなくなる
究極的には鬱病になる
感情を出さないと「生命エネルギー」は、活性化しない
私は、人の心理に興味を持ち
大学では心理学を選んだ
青年期から心理セラピーに興味を持っていた
当時の大学の心理学主流は、ユング、フロイトだった
しかし、我がゼミの教授小原仁氏は、専ら、フロイトの弟子であったライヒに興味を持ち、第三派と言われたオルゴン理論に傾倒していた
(*オルゴンとは、ライヒが発見したとする自然界に遍在する性エネルギー、または生命エネルギー、性的絶頂を意味するオルガスムスから名づけられている)
ユング、フロイトが、意識、無意識を研究したのに対して、肉体の生命エネルギーに着目したのだ
心理セラピーの業界も、産業カウンセリングは、意識、無意識、思考を主に扱う
一方、ライヒは「筋肉の鎧」という現象、抑圧された心的外傷体験が体を鎧化して呼吸が浅くなるという現象を発見して、ボディサイコセラピーを生み出す
私は、30歳を過ぎたときに、ボディサイコセラピー系のバイオシンセシスの3年間のトレーニングコースに取り組んだ
そこで、ブラジル人セラピストのリヤニーに「あなたの体は筋肉で感情を押し込めているので、筋肉に閉じ込めた過去の感情を開放しないと生命エネルギーが湧き出ない」と言われた
(*バイオシンセシスとは、生命エネルギーの統合という意味で、1970年からイギリスの教育者で、心理療法家のディビッド・ボアデラのメソッド。この療法のもとになっているのは、ウィルヘルム・ライヒのベジェトセラピー(植物神経療法)これは、身体にある防衛的な筋肉の鎧化をゆるめることで、身体内を巡っている快い生命エネルギーの動きを促し、自律を引き起こそうとしたもの)
そこから私の、ボディサイコセラピー探求が始まる
よく、クライアントから「瞑想が苦痛」「感情が出せない」という声を聞くが、私がそうだったから、よく理解できる
私も瞑想に興味を持った当時は苦痛だった
1989年、23歳の時にTM瞑想に出会う
ところが瞑想が苦痛でできなかった
何も感じなかったし
静かに座っていることが我慢できなかった
その後も、カウンセリングセラピー系のセッションを受けたが、全く私には合わなかった
当時の私の状態は、筋肉に閉じ込めた過去の感情が強すぎて「生命エネルギー」が流れていなかった
この状態では体感覚は鈍い
だが、思考は強く、頭はグルグル回転する
いわゆる、思考優位派である
一般的な例で過去に封印した感情
「お前は、男なのだから泣くな」と父親に怒られ泣くという感情を幼少期に封印した男性
「女の子はおとなしくしていなさい」と母親に幼少期に躾けられ自己表現に制限をかけた女性
「お前は、会社の跡継ぎなのだから、もっとがんばりなさい」と経営者の父親に言われて「がんばる」エンジンで生き続けた二代目経営者
「目立ってはけない」幼少期に大勢の前で恥をかいた経験から、「目立たない仮面」をかぶり続けるパターン
人は幼少期に作った「自己観念」(ビリーフとか人生脚本とも言われる)を持って生き続けるのだが、ある時、それが上手くいかなくなる
人生のステージが変わり始め、古い衣を脱ぐタイミングがやってっくる(デッドゾーンとか人生のエッジとも言われる)
そのようなタイミングには心理セラピーが効果を発揮することが多い
私も数々の心理セラピーを受けてきたが
トランスパーソナル心理学を日本に持ち込んだ吉福伸逸氏は別格の心理セラピストだった(2013年にお亡くなりになられた)
前に立つと、全てを見透かされている感覚と、人としての深さを感じさせられた
今の日本では、LPL講座を主催している岡部明美氏が、このジャンルではお薦めだ
私の心理セラピーにおける師匠であり、2年間LPLメソッドを学んだ
「体の感覚を感じる」
でも、傾向的に男性は体感覚に意識を向けない人が多い
体を感じ始めると今までのパターンを継続できなくなるから
でも、それが次の扉を開ける第一歩かもしれない
岡部明美氏 オフィシャルサイト http://okabeakemi.com/
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お試しセラピーは以下より