起業家の幸せスタイルは1つではない
日本では0→1を作る人をもっと称賛してもよいと私たちは、考えている
2005年日本でIPOが盛んだった時代、出資を受ける場合の目的はIPOを目指すことだった
だが、日本に350万社企業が存在するが、上場企業の数は約3千700社、千社に1社である
創業者が、IPOまで持っていくのは、かなり難易度が高い確率だ
ここで起きやすい問題は、サービスが良くても、創業者のキャラクターの違いで、スケールしないケースが出てくる
シリコンバレーでは、スタートアップ起業家が、自社のサービスをどのようにスケールすれば、自分の会社を買収してくれるかを、Google、Amazon、Facebook、Apple(GAFA)の担当者に聞きに行く風潮がある
そして、GAFAにバイアウトをすることを目指して、サービスをスケールしていく
だから連続起業家が生まれやすい風土がある
一方、GAFAと呼ばれる、一握りの企業が、富を独占するという弊害も出てきているが
日本の場合、直接投資という文化の広がりが遅れたがために、起業家のイグジットが作りづらい
日本では、「食べログ」「価格.com」などは、創業者と、IOPしたCEO、スケールアップした3人のCEOが役割分担したというケースが出始めている
先日、GREEを創業した田中氏のコメントで、生まれ変わってきたら二度と選びたくない職業が「起業家」とインタビューで語られていた
日本で学生たちの憧れの職業に起業家が選ばれないのは、0から1を作る人にたいするインセンティブ制度がない、リスクが大きそう、幸せそうな起業家がモデルが少ないからではなかろうか?
アメリカでは大学を卒業したら優秀な人から起業する
徐々に日本も、高校生起業家などが生まれ始めているが、日本にイノベーションを起こすには、高校から起業家コースを作ってもよいし、大学に起業家コースを新設して、卒業生向けのスタートアップファンドを作ってもよい
シリコンバレーでは、創業期、成長期、安定期で、CEOがチェンジしていく風土がある、
0から1を作れるCEOのキャラクターと、拡大させるために組織を巨大化させていくCEOのキャラクター、事業継承していき伝統を守っていくCEOのキャラクターは明らかに違う
しかし、経営者の流動性がまだまだ日本は低い
一部大企業では、プロ経営者と呼ばれる風潮が出始めている、サントリーのCEO新浪氏などは代表的である
私は、新会社、スタートアップスクェア(株)で、「日本で0→1を作る人をもっと称賛する仕組み」
「週末スタートアップ」等、いろいろな起業家の幸せスタイルを創造していきたい
起業家の幸せスタイルは1つではなく、沢山あってもいい
「幸せな起業家を育成する」これを私のJOBとしていきたい