新年あけましておめでとうございます
めまぐるしく世界が動いておりますが本年もよろしくお願い致します
昨年は、民主党の参議院選挙の敗退、尖閣諸島の流出ビデオ問題、ウィキペディアによる内部告発の流出、古く硬直したさまざまな組織の崩壊、それに対する内部の怒り、世界中に起きたデモ、まさに乱世のど真ん中に生きていることをまざまざと実感させられました
インターネットで「911事件」と検索すると年々世界を変えたあの事件の公式発表との矛盾が浮き彫りになっています
そんな中で、昨年の日本の政治は機能停止しているとしか私には見えませんでした
オバマ大統領が48兆ドルの金融緩和措置を発表しましたが、世界のGDPが約60兆ドルなので、アメリカも追い詰められるところまで来たのでしょうがこのまま突き進めば行き過ぎた貨幣経済は破綻するしかないようです
これからは実物経済に変わって行くのでしょう
米の値段も猛暑のため日本は下がっていますが、世界の商品市場で見ると上がっています
ロシアも小麦の輸出を止め、中国も穀物輸入国に転じました
まさに歴史の断層を歩いている気がしました
今年も、予断を許さない一年になりそうです
昨年末に仲間との忘年会で久しぶりに銀座のなじみのBARに行くと違和感がありました
カクテルはうまいが違和感がある
おしばおりが紙に変わっている
以前は、布のおしぼりだった
すごく小さなことのように見えるのだが、店の文化が変わってしまっている
そこに、今の日本の象徴的な現象を感じました
東京工大の教授である上田紀行氏が4回生の生徒に
「自分が、使い捨てだと思う人」
と聞くと6割の生徒が、手をあげたという
これは、今の日本の危険な兆候である
本来、日本は使い捨てではなく積み重ねだったはずだ
人が使い捨てになるという文化これはどこから来たのだろうか?
最近、アメリカに行くとプラスチック製品の使い捨て文化がどんどん進み、食器は全て使い捨ての発砲スチロールの皿にプラスチックのホークが出てくる
へたするとホテルのレストランですか、使い捨ての発砲スチロールの皿にプラスチックのホークである
ラーメン屋に行って発砲スチロールのお椀が出てくると、たとえ早稲田の「えぞ菊」のチェーン店であったとしても美味いとは思わない
戦後アメリカの指導のもと日本は進んできたが、指導側のアメリカが破綻寸前である
私も1989年の「不動産バブル」「JAPAN IS NO.1」に社会人になった世代なので、欧米文化がカッコイイと思っていました
でも今こそ日本の伝統的文化の見直しと日本の最新テクノロジーを融合した新しい文化を日本が発信する時代です
何が幸せか何が必要かを、もう一度検討する時代なのです
私も昨年は南房総に移住し、米つくり、畑の開墾等、土の中で生きて本当の豊かさとは何かをあらためて実感しました
2011年は、昔あった日本の循環型の生活を取り戻しながらも、グリーン電力によるエネルギー自給、フリーエネルギー等を活用した新しい日本文化を模索します
皆さまにとって、今年もよき一年でありますことを心よりお祈り申し上げます