小林啓倫氏のPOLAR BEAR BLOG を読んでいたら、米国スタンフォード大学のクランボルツ教授が唱えた
「計画された偶然理論」が出てきた
初めてこの話を聞いたのはセラピストの仕事をしている友人からなのだが、大変共感できるので今回、私が主催する経営塾の題材に使わせてもらった
米国スタンフォード大学のクランボルツ教授は、キャリアにおける偶然のことを「計画された偶然」と呼んだ
論文には、米国で有名人の交渉人として知られるスタインバーグが冒頭に紹介されている
彼の半生はトムクルーズ主演で映画化もされているのだが、若かりしころカリフォルニア大学で法律を学びながら、寮長を務めていた
寮に入っているあるフットボール選手がプロチームからドラフト1位の指名を受けスタインバーグを代理人として指名したことが始まりで、交渉人としてのキャリアを歩み始める
そしてキャリアの成功を手にする
そこでの偶然は、寮の中で仲良くなった青年にプロフットボール選手がいただけだと
経験のない交渉人という仕事を引き受けると決めたのは彼の決断である
私が出会った知人のサクセスストーリーの中には、「たまたまタイミングがよかった」「たまたまキーマン出会った」というた話がよく出てくるのだが
偶然が起きた時にチャンスを掴める準備や心構えができているかが大事なのである
クルンボルツ教授は成功者たちに会って共通する5つの特性を発見した
(1)好奇心の強さ
(2)粘り強さ
(3)柔軟性
(4)楽観性
(5)リスクをとることに恐れない
5つの項目は特別な要素ではないが、米国スタンフォード大学の教授が、理論として1999年に発表したことがおもしろい