先日、取材で環境保護団体グリーンピースに伺った
今のグリーンピースの代表は05年から星川淳さんが務められており、彼はこの職に就くために20年来住んでいた屋久島から昨年、東京に移られてきた
星川淳さんは、山尾三省さんと並ぶ屋久島を代表するエコロジストであり著作家でもある
著作である「存在の詩」「環太平洋インナーネット紀行」「一万年の旅路」は私も感銘を受けた作品で、特に「存在の詩」は20代に精神世界に私が興味を持つきっかけとなった著書だ
そんなわけで、この日のグリーンピースの代表である星川さんへの訪問はときめきの気持ちが強かった
ある種、彼は私にとってあこがれの人である
グリーンピースの代表を務めるにいたった経緯をお聞きすると
20歳前後から精神世界の探求に深入りし、密教、禅、チベット仏教を学びインド人の師に仏陀の教えを学んだ後、関心が内から外に転じて、エコロジカルな成り立ちに目を向けはじめ自然に飛び込む体験を重ねていった
内の自然と外の自然を分けない見方
あるいは、外なる自然により深く入れれば入るほど内面世界にも深くおりていけるということを感じ屋久島での生活を始めたそうだ
そして昔からの生態系が残る屋久島でエコロジストとして著作家として活動を続けていたのだが昨年、請われて住み慣れた屋久島を一時離れグリーンピースの代表を務めることを決めた
自分の内面が進化しても、外側を変えないと世界は変わらないという事実は避けられないなにので執筆からさらにもう一歩踏み込んで
おのれができることからはじめようと今の職務を選択したという
屋久島を離れ「自分ができることから行動していく」という星川さんの姿勢に強く感銘をうけた
私も、応援していきたいと思う