アイデンティティ

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今日は、多摩にキャリア・マムの堤香苗社長を訪問した
キャリア・マムさんは「ママのアイデアは∞」をテーマに全国10万人の主婦をブレーンにしたマーケティング会社だ

弊社の来春入社予定のU君がインターンとして堤社長の鞄もちをしていたのが縁でお会いしたのだが、起業にまつわるエピソードをお聞きしたら

「ビジネスモデルなんか起業時に考えたことがなく、子育てに悩んでいる主婦を何とかしたかった」ときっぱり言い切った
育児サークルを始めたことがキャリア・マムのきっかけで本人は会社員経験すらない
彼女が育児サークルを始めようと思ったきっかけは、ママたちが悩んで失いかけているアイデンティティを確立したかったからだ
女性は結婚すると自分の性が変わり、子供ができると仕事を辞めキャリアを捨てなければならない
そして子育てに忙殺され「自分が何のために生きているのか」という自分の存在感、アイデンティを失いかける

そこで、彼女たちのアイデンティティを確立するためのサークル活動がどんどん大きくなりいかに自分たちが社会で役立てるかを考えるうちにそれが企業になり気が付くと口コミで10万人が集まってきていたという

ゲイヘンドリックが言う「ミスティック」である


実は、私の妻にも同じことが起きた
3年前に、息子が誕生して「子育て」か「キャリア」を選択することになり彼女は子育てを選んだ
すると自分の「存在」というものに対して悩み始めた
確かに「母」というアイデンティティはあるのだが、それでいいのかという葛藤である

人は、アイデンティティなしでは生きてはいけない
仕事には、人間の「社会貢献欲求」が占める要素が大きい

いくら給与が多くても、罪悪感を感じる仕事は長続きしない
人間は良心に従うようにできているからだ