経営戦略は長期戦

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今週の日経ビジネスを読んでいると、2つの記事に目がとまった。

ひとつは、オービックの会長である野田氏の「ひと列伝」
システム構築で中初企業のITを支え、ITバブル崩壊の中でコンピューター大手を尻目に増収増益を続け1部上場企業にオービックを育てる。
社員を「ウチの子」と呼ぶ超家族主義が、足腰の強い組織に変える。
ITバブル期に、新卒を育てるオービックの姿勢を「スピード感に欠ける」とアナリスト達は批判したがITバブル崩壊後大手がリストラに着手する中、野田氏が自ら選び抜いた人材にコストと時間をかけじっくり育てた組織は結果足腰の強い企業に出来上がった。

2つめは教育会社であるアチーブメントの青木社長が書いた「成果主義の見直し」
最近、成果主義の賃金体系を見直す企業が増えている。
権力を持つ側の上司が、部下に厳しい査定をちらつけせたり、報酬というニンジンをぶら下げる「ボスマネージメント」という手法が組織疲労を起こしている。
目先の利益を追うことは、クライアントとの信用、部下と上司の信頼関係は生まれない。
会社で重要なのは結局社員。
社員の成長にフォーカスをあてる経営が、一見遠回りでも長期的には確実に利益をもたらす。

経営戦略は長期戦と考える今日この頃です。