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「社長」カテゴリの記事一覧

日本の経営者は農耕型

カテゴリ:社長      2007年2月16日

「香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則」の著者である、林 和人さんと経営者の勉強会でお会いした

話を聞いていて感じたのは華僑のお金に対する執着の高さである
小さく事業を始めてそこで得たお金で不労所得を得る方法を必ずつくりだす
不動産を買って貸す、株式投資等である
そして、不労所得を得る方法がやがて本業となる
この著書にでてくる登場人物も概ねそうである

一方、一般的に日本人はお金に対する執着が華僑ほど強くないのではないかと思った

一時期、日本でも「金持ち父さん貧乏人父さん」という本がベストセラーになったが基本的に日本人には不労所得を得るという考えは薄いと感じる

自分を含め日本人経営者を見ていてそうなのだがお金を増やすことよりビジネスを大きくするということに興味を持っている人が多い
まるで畑を広げていくかのように
「お金を増やす」ということと「ビジネスを大きくする」ということは一見同じように見えても、実は違う

ビジネスが大きくなったからといって必ずしも金融資産が増えるわけでもキャッシュが増えるわけでもない
中途半端に社員が多い会社の経営者が必ずしも「金持ち」とは限らない
むしろ資金繰りに苦労しているケースが多い

一方、アメリカ型の経営者はいかに人員削減をして利益を出すかを優先するケースが多い
だからレイオフという慣例に違和感がない文化が出来上がっているし日本のように新卒を育てるという風習もない
人員削減をリストラの最後の手段に残す日本型経営者との大きな違いだ

日本の経営者は農耕型のタイプが圧倒的に多いと勉強会に参加している約50人の人々の顔を見回して感じた


以下、林 和人さん略歴
大学卒業後、日本の岡三証券の営業マンとなり、香港に出向。なんのコネもない香港で、顧客ゼロから営業をスタートした
一日70件の電話営業と飛び込み営業を自分のノルマとし、通常ならアポイントすら難しい香港の大富豪を自宅に訪ねるチャンスを得る
その後、数百億円単位の資金を瞬時に動かす華僑財閥の大物投資家や、工場の中に最新設備を備えたディーリングルームを持つ香港一の個人投資家を顧客とし、
彼らのビジネスや投資理論を学び続けた
著者自身も、華僑の考え方にもとづいてビジネスを展開、ブームとなった中国株
をオンラインで取引するネット証券会社「ユナイテッドワールド証券」を設立
し、中国株の仕掛け人としてクローズアップされた

建築医学

カテゴリ:社長      2007年2月 4日

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先週、丸二の渡辺社長を訪問
渡辺さんは欠陥住宅やホルムアルデヒドが問題となる昨今、建築に医学を取り入れ代替医療としての住環境づくりを始めている
風水やカラーセラピーを建築に取り入れ、社員の20名が風水鑑定士を取得するという建設業界でもおもしろい経営をしている

経営理念では「3つのしない」を揚げており
1.価格競争をしない
2、下請けしない
3、官公庁に営業しない
と建設業界では異例の方針を打ち出し業績を伸ばしている

土地の磁場研究では400-500ガウスという波動が人体に適しており
最近の日本の土地は土壌汚染等で400ガウスより低い磁場が出現するケースが出始めている
磁場が低い土地では竹炭等を下に引くと適性値になりやすい等という土地の磁場に関する話をしてくれた

寺院では、建築時に柱を長持ちさせるために竹炭を下に引くという話は有名であるが古の人はこれを知っていたのだろう

日本の家は白いクロスが主流だが、リビングルームは家族のコミュニケーションを活性化する黄色とオレンジの組み合わせ、寝室は免疫力を高めるグリーン系がお勧めであるとカラーセラピーの観点も建築医学に取り入れている

レイアウウトにしても、うつ病、ひきこもり、キレやすい人になる習慣をつくる間取りがデーターとして分析されているという

帰りに渡辺さんから「建築医学入門」(松永修岳著)を頂いたが、大変興味深い著書であった

近日、渡辺さんも「SQ Life」のメッセンジャーで登場してくれこの辺の話を詳しくしてくれます

環境保護団体グリーンピース

カテゴリ:社長      2006年12月24日

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先日、取材で環境保護団体グリーンピースに伺った
今のグリーンピースの代表は05年から星川淳さんが務められており、彼はこの職に就くために20年来住んでいた屋久島から昨年、東京に移られてきた
星川淳さんは、山尾三省さんと並ぶ屋久島を代表するエコロジストであり著作家でもある
著作である「存在の詩」「環太平洋インナーネット紀行」「一万年の旅路」は私も感銘を受けた作品で、特に「存在の詩」は20代に精神世界に私が興味を持つきっかけとなった著書だ
そんなわけで、この日のグリーンピースの代表である星川さんへの訪問はときめきの気持ちが強かった
ある種、彼は私にとってあこがれの人である
グリーンピースの代表を務めるにいたった経緯をお聞きすると
20歳前後から精神世界の探求に深入りし、密教、禅、チベット仏教を学びインド人の師に仏陀の教えを学んだ後、関心が内から外に転じて、エコロジカルな成り立ちに目を向けはじめ自然に飛び込む体験を重ねていった
内の自然と外の自然を分けない見方
あるいは、外なる自然により深く入れれば入るほど内面世界にも深くおりていけるということを感じ屋久島での生活を始めたそうだ
そして昔からの生態系が残る屋久島でエコロジストとして著作家として活動を続けていたのだが昨年、請われて住み慣れた屋久島を一時離れグリーンピースの代表を務めることを決めた
自分の内面が進化しても、外側を変えないと世界は変わらないという事実は避けられないなにので執筆からさらにもう一歩踏み込んで
おのれができることからはじめようと今の職務を選択したという

屋久島を離れ「自分ができることから行動していく」という星川さんの姿勢に強く感銘をうけた
私も、応援していきたいと思う

正直マーケティングのすすめ

カテゴリ:社長      2006年11月29日

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マイネットジャパンの上原仁、保田隆明、ガ島通信の藤代裕之さんの共著で「口コミ2.0」が発売された
ブログやSNSが情報の伝播スピードを加速化させ消費者に影響力を持つようになった今日、CGMを口コミマーケティングにいかに繋げるかをわかりやすく解説している
著書によると、「アメリカの調査では消費者はモノを買うときに、売り手の言うことは47%、メディアの言うことは53%、他の消費者の言うことは90%信じる」という結果がでているそうだ

サブタイトルが「正直マーケティングのすすめ」で、口コミを企業がコントロールすることはできずに炎上してしまったソニーのブログを例に出し「正直」の大切さを語るあたりはいかにも彼ららしい

化粧品のECサイトを運営している友人も同じことを言っていたが、サクラを使って消費者を動かすすような行為が通じなくなりそのような行動を消費者が見破るようになった
下手な煽りは命取りになる

ブログやSNSの影響で情報の伝播スピードは広く速くなるが、その中で「正直」が大切になる
人のうわさは75日といわれるが、ネットの書き込みは75日が過ぎても残る
検索上位にある、商品批判は企業イメージダウンの致命傷となる

また、情報の伝播スピードが上がると商品のピークラインは早く到達するが落下スピードも速くなる
こんな時代は、作り上げるのに時間がかかるもの、普遍的なものが大切だったりする


マーケティングとは

カテゴリ:社長      2006年7月14日

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久しぶりの大阪出張
新大阪の駅を降り立つと外は焦げるように暑い
今年一番らしいが
東京とは体感温度が2度違う感じ

夕方、予ねてから会いたいと思っていた
電脳卸の大将こと木村さんを訪問


電脳卸は、ドロップシッピングのサービスを始めたことで注目を浴びているのだが
私にとって電脳卸は、大阪で最も元気のあるインターネット系の企業で
今回は、その実体を見に行った

用件も伝えずに3日前に突然アポを取ったのだが

木村さん(CEO)
田村さん(COO)
そしてタガヤさん(CTO)
何と、役員が総出で出てきてくれた

それから、延々4時間
話まくり

さすがは関西、みんな話がおもしろい
ぼけとつっこみの呼吸を知っている

さて、話題のドロップシッピングに関しては元々アフェリエイトの前に企画を作っており
価格をアフェリエイターが決めることに難ありと言う判断で今の電脳卸のビジネスモデルになり、
今回のサービスは満を持してのスタートということだ
ドロップシッピングの企画に関しては、風呂に入っていて木村さんが思いついたのだが時代がついてこないから暖めておいたそうだ

時代が求めなければビジネスは軌道に乗らない
タイミングはビジネスを軌道に乗せるための大きな要因であると私は考える

今回、木村さんから何度かマーケティングという言葉が出たのだが
マーケティングとは
「興味のある人に興味のあるものをぶつけていくこと」
「ドライカレーを食べたい奴には、「インィアンカレー」ではなく「自由軒」に連れて行くこと」
だと私は思う
(関西人にしかわからない例えですが)

最後は、近くで美味い芋焼酎をご馳走になり
熱い大阪での宴を締めくくりました


次回は、電脳卸のみなさんが東京に来てくれるということなので
楽しみです

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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