情報断食
カテゴリ:経営 2005年8月25日
今週は、「情報断食」をやっています。
9/1から「コンテンツ事業部」を立ち上げるのですが、その各論を先週から思索しているのですが今週に入ってもまだまとまっていないので、久しぶりに「情報断食」をしています。
ネットのニュース、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等、一切のニュースを見ていません。
もっとも、メール、MTGに関しては普段通りこなしています。
日々の動きは何も変わりません。
普段はネット、新聞、雑誌と情報収集に関しては敏感で、出来る限りのニュースを見ることにしています。
でも、短期スパンで見ればその情報にたいした価値はありません。
時代の流れが早くなってきていますが、短期スパンで見ればほとんど変わっていません。
でも、長期スパンで見れば流れは10年前と比べて驚くほど変わりました。
例えば、
① 1日あたりの移動可能距離が長くなった
私が、社会人デビューしたころ「大阪ー東京」間の出張はたいてい泊りでした
でも最近は、日帰り組みの方が多いです
② E-Mailというツールのおかげで判断、決定事項が早くなりました
一昔前は、稟議書を回していたので部長が出張時はデスクで案件が止まったりしていましたが
最近いけている会社でそんな現象は、ほとんど見なくなりました
③ データー通信の進歩
ネットインフラの革命的進歩のおかげで無駄な「会議」「出張」がなくなりました
等、長期スパンで時間軸を見れば大きく変わりました。
でも、短期的スパンでみればたいして変化はしていません。
大事なのは、日々の情報を蓄積しながら長期スパンの流れを読むことが重要です。
毎日、日経新聞を電車の中で読むことも大事ですが惰性で読むことに意味はありません。
流れを読むことに意味があるのです。
今年もやってきた100Kイベント
カテゴリ:経営 2005年8月24日
今夜は、「北国からの贈り物」の加藤さんといつものように浅草で待ち合わせをし、どじょうの名店といわれる「駒形どぜう」へ。
今年、デジパから「味とこころ」の100K徒歩イベントに9人が参加するという話をしたら、驚きのあまり箸からどじょうが逃げ出していました。
思いおこせば、昨年の8月末にTHDの岩月さんと3人で「船井総研のコスモスクラブ」の帰りに都ホテルのバーでなにげなく
「キリちゃんも100K歩こうよ」と言われ
「いいよ」と言ったのが始まり。
後から「やられた」と思いました。
まさか制限時間30時間で一睡もしないとは、、、、
でも、久しぶりにこのイベントは感動しました。
「味とこころ」の大塚さんの経営方針には、
経営者がめざすべき「理念経営」がこのイベントにはありました。
例えば、楽天市場に出展している店長どうしが励ましあいながら100Kという道のりを一緒に歩きます。
一昔前なら、競合に負けるものかと火花を散らすところですがそんな時代が終わったのをこのイベントから
感じさせられます。
そのような話をしていたら、楽天市場での加藤さんのライバルといわれているファームネットジャパンの高木さんが現れ、また熱い話が始まる。
ライバルと外側は言うけど、本人たちはいたってまじめに北海道の将来、農業革命について語っていました。
ショッピングモール内でも価格競争では生き残れないお店が増え、繁盛店がどんどん入れ替わっていきます。
いかにファンづくりをしていくかがこれからのテーマです。
博多で結婚式
カテゴリ:経営 2005年8月19日
ペンシルの覚田さんの結婚式で博多に来ています。
覚田さんらしい披露宴で立食PARTYです。
私は、立食PARTYが好きです。
固定テーブルの結婚式は、動き辛くて苦手です。
同じテーブルでキノトロープの生田さん、ハーストーリーの日野さん、和田一夫さん等、
久しぶりに、お話ができて楽しかったです。
みんな、わがままな経営をしています。
今日、朝の「経営塾」でも話したのですが
時代のスピードが速くなると過去のデーター分析よりも
今を「感じる」力が重要だと思います。
だから、「わがままな経営」
自分らしい経営が一番上手くいきます。
経営戦略は長期戦
カテゴリ:経営 2005年8月 6日
今週の日経ビジネスを読んでいると、2つの記事に目がとまった。
ひとつは、オービックの会長である野田氏の「ひと列伝」
システム構築で中初企業のITを支え、ITバブル崩壊の中でコンピューター大手を尻目に増収増益を続け1部上場企業にオービックを育てる。
社員を「ウチの子」と呼ぶ超家族主義が、足腰の強い組織に変える。
ITバブル期に、新卒を育てるオービックの姿勢を「スピード感に欠ける」とアナリスト達は批判したがITバブル崩壊後大手がリストラに着手する中、野田氏が自ら選び抜いた人材にコストと時間をかけじっくり育てた組織は結果足腰の強い企業に出来上がった。
2つめは教育会社であるアチーブメントの青木社長が書いた「成果主義の見直し」
最近、成果主義の賃金体系を見直す企業が増えている。
権力を持つ側の上司が、部下に厳しい査定をちらつけせたり、報酬というニンジンをぶら下げる「ボスマネージメント」という手法が組織疲労を起こしている。
目先の利益を追うことは、クライアントとの信用、部下と上司の信頼関係は生まれない。
会社で重要なのは結局社員。
社員の成長にフォーカスをあてる経営が、一見遠回りでも長期的には確実に利益をもたらす。
経営戦略は長期戦と考える今日この頃です。
経営のステージ
カテゴリ:経営 2005年7月21日
私の経営のアドバイザーである未来塾の岸野さんより以下のメールをもらいました。
会社のおかれてるステージによってアドバイスは大きく分けて3つになります。
創業期はなんといっても目先の売り上げ利益です。しかし会社を創って早々に売り
上げが上がらないので・・では、あまりにも創業前の市場分析不足ですね。
でも創っちゃったんだからしょうがない(笑)ので、BtoBの場合は徹底的に縁故まで総動員し
て営業営業です。
先日未来塾でやったプレゼンやりまくりで無我夢中ですね。
BtoCの場合は余剰資金(といっても少ないでしょうが・・)を一番効率の良さそうな媒体を必死で探して、投資対効果をみて少しでも効果があったらそこの深堀です。
成長期は創業期で培ったマーケティングや営業力を”方程式”にもっていかなくてはなりません。
それと利益に少しでも余力がでたらライバル社との差別化に利益がでた半分は投資するんです。
大概大成功しない経営者はこの利益を下手に守っちゃうんだよね。(なかには遊んで使っちゃう方もいますが・・笑)
儲かる売り上げがあがる”方程式”といっても段階があります。
創業期にありとあらゆる試行錯誤しながら売り上げ努力をしたなかでも効果的であったやりかたをみつける段階と会社に底力(金と人)がついてきたら日頃策を練ってきた(日頃社長はこれをいつも考えているはずです・・)売れるだろう大手のとらないマーケティング手法で思いっきり勝負するんです。
成熟期では会社の”戦略””理念”が一番重要になってきます。
つまり”我が社はその業界で日本一、世界一になる”のか”MAで売っちゃうか、はたまたMAで買い続
けてナンバーワンにもっていくか。
あるいは最強の2番手戦略(これはケーズデンキ加藤社長の戦略です)でいくか、隙間ビジネスながら誰もが参入できない領域にもっていくか。
その前に会社の価値(IPO、リバースマージャーなどで会社に値段をつけといたほうが良いと思いますが・・)をある程度にしておかないとあらゆる選択はしずらいですが。
この段階にきたときに気をつけないとならないのは”客観性”ですね。
自社の位置づけ、社長や幹部の器量を冷静に分析できるかどうかです。
皆さんの会社は果たしてどのステージでしょうか?
経営の課題は大概尽きないものですが、言い換えれば”開き直れば””なにか捨ててもいいのなら”問題解決はすごく簡単なんです。
問題発生の大元は社長の心のなかにあるのですから。
自分にとってすごくピンとくる内容でした。
ちょうど成長期に入り、どかんと勝負に出れるステージだからでしょう。
最近、究極のジャッジメント、選択の場面が増えてきました。
自己評価では、8勝2敗ですが不思議と迷うということがほとんどなくなりました。
価値観、生き方が明確になったからですね。
40代にして迷わずです。