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「経営」カテゴリの記事一覧

ヒューマンリソースが資産

カテゴリ:経営      2005年11月30日

ブラジルのセラピストであり経営コンサルタントでもある、リアニジンクスを師事して3年になります。
今、kirilog pod casting でもリアニとの対談を公開中です。
彼女は、ブラジルバイオシンセシスの所長でもあり日本、スイス、ドイツ、ブラジル、イスラエルに門下生300人を抱える世界的なボディサイコセラピストです。
私は、22歳くらいから研修オタクと言ってもいいくらいに能力開発、経営者セミナー、異業種交流会的なものに参加をし続けましたが,ある日どの研修に行ってもセオリーは同じであるということに気づきました。

・ポジティブシンキングでいこう
・ビジョンと夢を持ち続けよう
・目標には日付をつけよう
・礼儀を大事にしよう
・感謝しよう
・いくつになっても勉強し続けよう
等です。

でも、いくら教えても人と目を合わせてしゃべれない人はいるのです。
「わかっちゃいるけどやめられない」
というやつです。
思考と体は違うのです。
「人は怖い」という価値観を持った人がいくら元気よく挨拶しようと思ってもできないということを知りました。
そこで研修の最後に残ったのがボディサイコセラピーでした。
トラウマは理解するだけでは解消されず、再体験するとリカバーされるという学説をバイオシンセシスでは採用しています。

私は、近道をしたがるタイプのようで独学よりコツを教えてくれる師匠を常に探します。
そんな訳で、5年間のバイオシンセシスのトレーナーコースに通い始め経営者としての正しいフォームを身に付けようとトレーニングしています。
バイオシンセシスの学術は、性格構造学、胎生学、カウンセリング、量子力学、フロイトの夢分析等に基づいます。

リアニの経営コンサルティングは
1、問題の洗い出し
2、リソースを探し出す
3、リカバリーする

という順序で進んでいきます

1、問題の洗い出し
性格構造から来るチームのメンバーを分類

クリエイター     (常に自分の中と繋がっていてプロジェクトをつくり出す)

コミュニケーター   (常に人としゃべっている 伝達者) 

インスピレーター   (指揮を高める人 大きな体で活力を与えられる)

リアリテイター    (土台付ける人 裏方を引き受ける)

ナルシスト      (自分を誇りに思っている人)


これは、いいとか悪いとかではなく6歳までの性格発達過程から生まれます。
この5つのタイプのいいところを引き出し組み合わせると強いエネルギーが生まれます。

2、リソースを探し出す

ここでいうリソースとは力という意味です。会社の内側にある強いエネルギーがあるところにフォーカスをあてます。

3、リカバリーする

この意味は日本でのとらえ方とはかなり違うのですが、「変容させる」「新しい可能性」という意味です。
これは、組織論ですが個人に当てはめると「呼吸をリソースに使って、新しい可能性」を広げていきます

以上は、「バイオシンセシス」の概念なのですが「Web2.0」というネットの概念がトレンドの時代にもかかわらずこれにはまっています。
でも、ネットビジネスはヒューマンリソースが資産なので時流が変わろうとも人の可能性を開くことが私の仕事であると考えています。

マーケットシェアからハートシェアへ

カテゴリ:経営      2005年10月29日

100K 065.jpg

29日の朝7時に、七福醸造主催の「第10回三河湾チャリティー100KM歩け歩け」のイベントが愛知県碧南市の玉津浦グランドからスタートしましたゴールは三河湾の伊良湖岬です。
今年は、大会史上最高の426人が出場、サーポーター160人が参加というビッグイベントになりました。
デジパからは有志10人が出場、私を含め3名がサポーターです。

このイベントは100KMを歩きぬくという体験から

「感動」
「感謝」
「自信」

を得ることができます。

私も、昨年歩きましたが
大きな感動を得ることができました。
それを、社員にシェアーしたら多くの人が参加することになりました。
大会終了後の彼らのシェアーが楽しみです。

きっと「体の脂肪」ではなく
「心の脂肪」を取って帰ってくることでしょう。

このイベントは七福醸造の社員、取引先、お客さんが中心となり始めたものが今では全国から参加者が集まり今年のビッグイベントになりました。
七福醸造は社員数約40名で白だしを作っている企業ですが、地域と関わり感動を与え社会貢献を実現するという未来型企業が目指すべき姿を実現させています。
この会社に係わった人が、みんなファンになっていきます。
私もその一人です。
「マーケットシェア」という言葉がありますが
これからは「ハートシェア」の時代です。

デジパ社員の明日の結果が楽しみです。
これからサポートに行ってきます。

私の仕事

カテゴリ:経営      2005年9月27日

今日、面接に来た人に「桐谷さんは普段どんな仕事をしているのですか?」と質問されました。
同じような質問を以前もされたなと振り返りながら答えようとすると、答えが違います........
あたり前です。
その質問をされたのが、一年前ですから。
同じデジパの社長ですが、仕事は大きく変わったなと実感しました。

社長業はステージで変化します。
今は、創業期から成長期に入ったので自分の役割は変わっています。

彼には以下の解答をしました。

①戦略立案
②社員採用
③人脈作り
④社員教育
⑤ファイナンス

でも、これは真実であり真実ではありません。

今期の経営テーマは「事業部コミットメント制度」を打ち出し権限委譲をしましたが、
瞬間移行ができれば経営者は楽ですが、そんな会社はほとんど皆無です。
必ずサポートが必要とされます。
(時間軸が遅ければ別ですが)

一年前より、役割は増えているので1時間かけていた仕事を30分で片付けなければいけません。
そうすると、打ち合わせ時間は社内外とも半分の時間にせざるを得ません。
(世間話が少なくなりました)

大手企業の社長に無機質なタイプが多いのは上記理由です。

でも、これを超えることに自分の「社長」としての成長があります。


東京ディズニーシー

カテゴリ:経営      2005年9月22日

ディズニーシ- 037.jpg


遅めの夏休みを取り、
夕方から東京ディズニーシーに行ってきました。
平日の夕方ですがやはり混んでいます。
しかも、家族連れ、カップル、OL風の女性同士と客層が多様です。
東京ディズニーシーの事業形態は何に属するのでしょうか。
一般的には遊園地と考えがちですが、入場料5500円は遊園地にしては高価です。
あきらかに普通の遊園地とは何かが違います。

子供だけではなく大人までがファンタジーの世界に浸っています。

これを実現させているのは、
ハード、ソフト、サービスという満足度要因における各カテゴリーの完成度の高さです。

サービスという点に関しては、社員のサービスクォリティの高さですがこれはどこからやってくるのでしょうか?

・スタッフが役柄になりきってコミュニケーションしています
・積極的に写真を撮ってくれます
・ゴミが一つも落ちていません
・笑顔を絶やしません
・声が通っています

これが実行できるのは社員が職場に「誇り」を持っているからでしょう。

一般的にサービス産業は優秀な人材が採用しにくいと言われますが、東京ディズニーシーでも行う仕事は配膳であったり、人の誘導であったり、ゴミ拾いであったりと他の外食産業やレジャー産業の業態と同じなのです。

違いは社員の「意識」です。
「夢の空間を作り出し顧客を喜ばせたいという使命感」や「東京ディズニーシーで働いているという誇り」を社員に持ってもらうことに成功しているのです。

ひょっとしたら社員も仮想空間に浸っているのかもしれません。

東京オリエンタルランドは「夢のファンタジー」という仮想空間を売っているのです。


参入障壁

カテゴリ:経営      2005年9月14日

岩月さん 007.jpg
今月より顧問MTGを始めました。
顧問としてお迎えしたのは、㈱THDの岩月さんと北国からの贈り物㈱の加藤さんです。
岩月さんは京都から、加藤さんは北海道からわざわざ駆けつけてきてくれました。
このMTGの目的は、デジパのコンテンツ事業部の立ち上げサポートです。

さすがにイーコマースを知り尽くした2人のアドバイスは胸に突き刺さります。
岩月さんは、「化粧品のサンプルプレゼント」という戦略をネット場でいち早く実行し今のポジションを築きました。
加藤さんは、7年前に「カニ」というイーコマースの商材では当時難易度が高かった冷凍水産物の物流システムをつくりあげついに「カニ」だけで月商1億円という売上を達成させました。

2004年のBtoC市場は5兆6000億に達しましたが、これからは資本力のないベンチャー企業にとってマーケットが大きくなるというメリットよりマーケットが大きくなったことにより資本力のある企業と戦わなくてはならなくなったというデメリットの方が大きくなります。
そこで、イーコマースはいかに価格競争に入らずに戦うかがポイントになります。
そこで必要になってくるのが参入障壁です。

参入障壁を作り出すには2つの方法があります。
1、メーカーになる
2、ブランドをつくり出す

これからの3年、格差はますます広がります。


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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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