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「経営」カテゴリの記事一覧

明けましておめでとうございます

カテゴリ:経営      2009年1月 4日

新年、明けましておめでとうございます

正月に見つけた元気なニュースです

秋田新報の正月特集は、秋田の農業改革でした
(今年は正月を秋田の実家で過ごしました)
減反政策に対して、秋田県は水田を徹底的にに活用し産業用穀物と食用穀物の収穫量を増やすことにより食糧危機に対するリスクヘッジをしておくというような内容でした
さすがは、あきたこまちの国

日経新聞の正月の1面には、トヨタが太陽エネルギーだけで走る車をつくるというような内容が掲載されていました
トヨタのすごさを感じました
トヨタ担当の広告代理店の人が教えてくれました、トヨタは07年の9月にこの金融危機を読んでいて役員会で討議されたと

正月にテレビを見ていても暗いニュースが多かったのですが、いつの時代を振り返っても革命はどん底からしか起きていないという事実があります
この数年で大きな進化が起きるのでしょう

今年も世界的に景気感は悪いのでしょうが、世界を見渡しても日本には底力のようなものを感じます
・1500兆円の個人資産
・高いレベルのものをつくり続けてきた文化
・「和をもって尊し」という歴史的に受け継がれた精神

私は、行きすぎた資本主義経済の後に起きる、次の価値観を見つけ出すのは日本が一番早いと思っています

昨年、そんな観点から見てこの人の経営がおもしろいと思ったのが、ZUTTOさんカヤックさん
経営といえるかどうかわからないが、元ソニーの天外伺朗さん
天外伺朗さんの非常識経営の夜明けは、昨年読んだ書籍の中では一番腑に落ちました

「とことん自分らしく生きれる会社」をデジパの経営方針のひとつに創業以来かかげてきましたが、今後は加速的に、「企業中心」から「スタッフ中心」、天外さんの言葉を借りるなら「合理主義経営」から「人間性経営」に移っていく予感がしました

ナチュラル経営

カテゴリ:経営      2008年9月29日

先日、カヤックの柳澤さんと久しぶりに麻布十番でご飯を食べた
カヤックと言えば、インターネット業界では有名な鎌倉の名物企業である
多くのインターネット企業が、2000年から渋谷、六本木に集まってきたのに対して、彼は鎌倉にこだわり東京在住の社員が鎌倉に通勤している

柳澤さんとは、管理しない経営、いつでもどこでも波乗りができる環境をつくる(私は、いつでも旅に出れる)というフリーダム経営を目指していて事業も似ているようで似ていないのだが妙に気が合う

デジパのメンバーもカヤックの採用試験を受けていた人が多く、採用上ではなにげにライバルでもある
カヤックは9月に関連会社のクーピーを統合させ一本化させた
デジパは、分社化を加速させたいと考えている

価値観は近いのだが、取る手法は違う

昨年は、飲食業「DONBURI CAFE DINING」を始め、今度は出版事業をやりたいといっていたが、彼の経営スタイルはナチュラルで無理がない
決して規模は大きくはないが自己資本で、楽しく仕事をしている

時価総額経営という言葉も最近は聞かなくなり、時価総額を叫んでいた人で上手くいっている経営者を私の周りで見たことがない


この1年間、社内も友人経営者も、東京から葉山、鎌倉、房総方面に自宅を引越する人が増え始めている
そこに、今の一つの流れを感じる

東京は企業の経営的にも、個人の生活的にもコスト高を人々が感じ始めている

リーマン・ブラザーズ、ワシントン・ミーチュアルの破たん等、歴史的な金融不安が続いており80年に一度の出来事とアナリスト達はコメントしているが、架空経済と実経済の調整がしばらく続く
金融業界で起きている架空経済と実経済の調整は、日本の一般社会においても調整期のような感じがしている

物が溢れ消費が伸びない最近、個人も企業も、よりリアルでシンプルな経済に、自然回帰に向かっているのを柳澤さんと会ってものすごく感じた

サイボウズ

カテゴリ:経営      2008年8月15日

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先日、サイボウズの青野氏にお会いした
サイボウズは、2年前からベトナムにチームを作ることから始めたのだが順調に結果を出してきているのでベトナムチームは「サイボウズ・ベトナム」として法人化を計画している
メーカーのように長い時間をかけてコツコツやっていく仕事に関してはベトナム人は適しているという意見に共感した

経営の話をしていて、サイボウズが3人でスタートしたときはテンションの高い3人は何があってもへこたれず死ぬ気で会社を経営してきたが人が増えてくると、みんなが同じテンションにはなれず、部門の壁ができてきて、開発とサポートでケンカが起こったりする
また、創業期はベンチャーが好きな一攫千金型の人が多かったが、会社が上場すると、ベンチャーっぽくなくなってきたという理由で辞めていき、残った人は安心感のあるサイボウズを作りたかった人たちでそこで人事制度を一新したという
初代社長の高須賀氏は0から1を創るのが得意なタイプで、2代目の青野氏は1から10に育てるのが得意なタイプで役割に応じてトップ交代を実行した

サイボウズさんは組織作りの上手さが叫ばれるが、会社の成長において改革を実施してきたお話が興味深かった

マーケティングセンス

カテゴリ:経営      2007年4月13日

今朝は、恒例の経営塾を開催
今回のテーマは、マーケティング
マーケティングについてのディスカッションをした
マーケティングに関する概論は山ほどあるが先日、社員と溜池山王のプラットホームで電車を待っていたら
「最近、駅広告の大半が人材系の会社ですよね」
と、F君が言い出した
「07年からの団塊の世代が退職し若年労働者が減っていくので、媒体の求人数増えましたよね。求人系の会社にDM打ちましょうか?」
と何げなく話してくれたのだが、これはマーケティングである
人間は同じ時間に同じ道を通る傾向があるが、道には広告がある
広告を見ていると、時代の流れが見える
どの業界が元気なのかがわかるのである
同じ道を歩いていてそれに気づく人とそうでない人がいる

マーケティングとはAとBの違いを見つけるゲームのようなものだと私は考えている
溜池山王の駅前にあるスターバックスとドトールコーヒーでは、いつもスターバックスの方が混んでいる
ところが神田では、ドトールコーヒーの方が混んでいる
なぜだろう?
溜池山王は外国人が多いからだろうか?
神田はタバコを吸う人が多いからドトールコーヒーの方が流行るのだろうか?

たわいもない例だが、これを考えるのは習慣だ
AとBの違いを見つける習慣を常に持っている人はマーケティングセンスが身につく

それでも就職したいあなたに

カテゴリ:経営      2007年3月25日

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友人であるブラッシュアップ・ジャパンの秋庭氏が、 「それでも就職したいあなたに」を出版した

「働く意欲」が芽生える時期は全員違い、「働く意欲」がないのに就職活動をして内定をとっても「いい就職」などできないと言っているが、その通りだと思う
私も、20代プータロウの時期が2度あった
新卒で就職した会社を10ヶ月で辞め、3ヶ月プータローして雪山に篭り、雪どけとともに再就職、その後に起業、そして29歳で再度プータローと
私の20代は物事が長く続いたことがなかった

2度目のプータロー期間は、自分が「何の仕事をすれば自分自身が満たされるのか」
まったく見えずに、ひたすら「旅をした」
著者も高校卒業後にアルバイトで貯めた資金でアメリカ大陸を横断して就職をするのだが、誰しも「自分が見えない時期は必ずある」
でも、その時期を乗り越えると「働く意欲」は自然に出てくる
人それぞれ、「自分が見える」その時期が違うだけだ

「夜明けの来ない暗闇はない」ように、人生はあまり深刻になりすぎず「お気楽」ぐらいが丁度いい

そんな気分を感じさせてくれる一冊で、いかにも楽天家の秋庭氏らしい著書で、「自分を見失っている人」「フリーター」にお勧めの一冊である

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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