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進む業界再編

カテゴリ:時流      2007年9月21日

電機業界の再編が加速している
シャープがパイオニアの筆頭株主になるというニュースが昨日発表されたが、最近では、京セラが三洋電機の携帯電話端末事業の買収、ソニーが半導体の製造ライン売却とそれぞれ売却交渉がすすんでいる

国際競争では米国、韓国勢に押され、日本の電機業界の営業利益率が4%まで落ちているという現状があり「経営の選択と集中」が実行されている
電機業界の再編のニュースに続き、家電量販店5位のビックカメラと7位のベスト電器が資本提携を行いビックカメラがベスト電器の筆頭株主になるというニュースが同日発表された
ビックカメラは業界2位のエディオンとも資本業務提携しているので3社の売上合計は1兆6千億円になり首位のヤマダ電機を上回る
大手企業は今後の少子化、縮小する日本マーケットをにらみ、経営統合、主力事業への集中という手を打ってきている
そこには危機感があり視点を遠くに定めている
一方、どの業界を見渡しても中小企業の方がその点では危機感が薄く手をこまねいて静観し、その日暮らしをしているように感じる
大手企業の再編が終わったあと、ある日突然マーケットをなくし取り残された中小企業が山のように積まれるそんな日が来るかもしれない

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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