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スタートアップ企業のマーケティング

カテゴリ:      2013年11月12日

前回の起業塾は「スタートアップ企業のマーケティング」というテーマだった

まず、自社事業あるいはこれから立ち上げたい事業をSWOT分析する
SWOT分析とは、事業を「S(強み)」、「W(弱み)」、「O(機会)」、「T(脅威)」
4つの枡に分けて事業の可能性の棚卸を行う
これは、すごく単純なワークなのだが客観的に事業を見つめることができたので新しい発見があったと好評だった
チームでやるとさらに効果的である
チームの場合、セールス、デベロッパー、ディレクター等の役割が違うので、個々人が捕らえている「弱点」「機会」が異なるケースが出やすく、それを統合することにより事業がブラッシュアップされていく
例えば、同じような商品やサービスを資本を持った会社が後発で出してきた場合「脅威」と捕らえる人もいるが、もし、マーケットが未成熟な場合、競合の出現によりマーケットが認知され拡大されるケースもある
SEMのマーケットがまさにそうで、2002年にアメリカで300億くらいの存在感があったが、日本ではほとんどマーケット認知されていなかった
その後の検索エンジン周りのマーケット成長は言うまでもないが、当時は20名程度のSEM業界親睦会なるものがあり、みんな売上げ1億にも満たないアーリーステージの企業だった
その中にはIPOを果たした、アウンコンサルティング、アイレップ等の創業者の顔もあった
あるいは、この親睦会の会員同士で共同経営を行い、業績を大きく伸ばしたケースもあった
意外と「T(脅威)」に挙げられているものが「O(機会)」だったりする

その後に、「プレセールス」のワークショップを実施した
「プレセールス」とは、新しい事業やサービスを始める場合、時間と予算を予め決めてプレサービスで商品のニーズを探り、事業の可否を決めることだ
アメリカでは、「プレセールス」の概念がもともとしっかりとあり、「プレセールス」の成功によりファインナンスをするケースも多い
日本においても、事業のアウトソーソング化が定着してきたので、アウトバンドコールによる「プレセールス」を引き受けてくれる企業も出始めている
私が経営するデジパでも常にプレセールスをやってきた
オフショア開発の事業を開始する場合でも、上海での「プレセールス」を実施してダメという結論を出して、次にホーチミンで「プレセールス」を実施、その結果を踏まえた後に、ホーチミンでの会社設立を決めた
今の、起業家予備軍の人と話をしていて感じることは、頭で考えている時間が長すぎる
いくら考えても、市場にサービスを出さない限り本当の課題はわからない
かりに市場に出したとしても常に改善の日々が待っている
まずは、最低限の予算を決めて自分のサービスを市場に問うことが大事だ


*次回の起業塾は、2013年12月7日(土)テーマ「事業モデルを作る」

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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