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石巻市民の声

カテゴリ:      2011年6月20日

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週末を利用して3日間、石巻に行ってきました
現地では、石巻の専修大学の中に本部がおかれているボランティアセンターの中でキャンプ生活を送ったのですが支援に来ている外国人の多さに驚きました
また、長期で支援に来ている20代の若者も多く、次に来る新しい日本の構想を語る人もいて頼もしさを感じました

今回は、現地の方との打ち合わせが中心だったのですが何点か印象に残ったことを書きます
交流している行政の方からは、「平等の立場を取らざるを得ないので、すべての行動に遅れが生じる。本当は元気のある集落を立ち直らせたい。このままでは共倒れになる。」「被災後、半壊の建物も取り壊され全壊か否かの判断がつかず義援金が支給できない。」
石巻で地域通貨を立ち上げようとしているユッキさんからは、「3ヶ月たった今でも、周りで義援金を受け取った人は少数である。」「行政は、石巻の復興事業を大手ゼネコンに発注しようとしており結局、お金が地域循環しない。」「東北でしか使えない復興国債を発行し、地元にお金が回る仕組みを作りたい。」
専修大学のボランティアセンターのスタッフからは、「震災後3ヶ月が過ぎ、日に日にボランティアの数は減っている。6月20日から1000円高速がなくなるのでボランティアに来る人のハードルが更に上がる。ボランティア認定の人には高速料金を無料にしてほしい。」
専修大学のボランティアセンターは、環境もよく1日からのボランティアを受け付けています

現地の声を聞いていてライフラインに関する1次フェーズの支援は終わった感じをうけるのですが、現地での無力感をものすごく感じました
これからのテーマは間違いなく自立です

日曜日には、南房総で立ち上げた被災地支援団体「安房なのはな隊」と合流して北上町にある相川避難所に向かいました
三陸海岸沿いの相川避難所は町を結ぶ橋が崩壊し被災後、陸の孤島となった場所です
今でも道路の復旧中で通行止めの場所も多く、石巻河北インターから14キロの道のりを約1時間かけて車を走らせました
パンクで立ち往生する車も多くスピードが出せない道路状況なのです
相川は漁師町なのですが、船が流されてしまい漁業の復興までには最低1年はかかるとのことでした

相川避難所では、老若男女で日本文化の餅つき、ライブを行い南房総と相川との心の交流を交わしてきました

例え小さな鐘であっても、今後も鳴らし続けようと心を新たにして帰ってきました

第4回「安房なのはな隊」出動は7月17日を予定しており、石巻市黄金浜地域から餅つきとライブに来てほしいとのリクエストを頂いています
そこで、もち米を支援物資として募集しております
もち米以外の救援物資に関してはお問い合わせください、日々必要物資が変わってきているので現地に問い合わせを行いながら運びたいと考えております

問い合わせ先  NPO法人 あわ地球村 桐谷 kiritani25@gmail.com

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桐谷晃司

1964年生まれ。スタートアップスクエア(株)、デジパ(株)代表取締役社長。世界30ヶ国を放浪した、自称スピリチュアルビジネスマン。

現在は南房総の千倉町で半農半Xな暮らしを目指しながら、循環型のエコビレッジ「あわ地球村」を創設中。

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