デジパの10周年PARTY

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デジパの10周年PARTYを発祥の地である市ヶ谷で開催しました
現役とOBに声をかけて39名が集結し、遠くはベトナムからも駆けつけてくれました
実は3年以上同じ会社で働いた経験が私にはなく、デジパが勤続年数11年目で記録を更新しています
飽き性のB型で、何をやっても続かなかったのですがデジパだけはなぜか続いています
でも、一度だけ辞めようと思ったことがあります
それはリーマンショックの後、負債圧縮のために子会社を含めてすべての資産を売却、整理した後に会社の成長戦略が描けず辞めることを考えました
でも、役員のK君に「プライドを捨ててでも、社会的責任を果たさなければいけない」と言われ思いとどまりました
当時、会社は成長し続けるもの、売り上げは伸び続けるもの、ビジョンの中で生きることをやめるときは身を引くときと考えていた私にとっては、存続のためだけに会社経営をすることは植物人間の状態で生きることに等しい感覚でした
でも、その出来事の後に私とデジパは別の形で進化し始めました
まず、生き方をもう一度変えようと考えて南房総に引越し、念願の「半農半X」のライフスタイルを始めました
デジパに関しては、売り上げ目標を限界まで下げて、徹底的な権限委譲を進め自由度を更に高めました
これは苦肉の策で、売り上げが伸びている時、事業拡大をしている時はダイナミックなエネルギーが組織に流れるので、少々の矛盾があっても、労働時間が長くともエネルギーは高い状態をキープできるので人はついてきます
でも、新規投資ができない状態だったので権限委譲と自由度を高めることで別の形のエネルギーを高めようと考えたのです
そうすると何が起きたかというと、メンバーがオフィスで働く時間が減り自分の考えで動き始めました
また、東京を離れたということもあるのですが社内での私のジャッジがほとんどなくなりました
まさに長老型のマネージメントに変わったのです
そして、結果として会社が再び黒字化しました
結局、私の社長業に関する固定観念がデジパの進化を止めて赤字転落に陥ったのだとその時に初めて気づかされました
メンバーには「古いものを手放せば新しいものが手に入る」と教育しながら、自分が手放していなかったのです
これは、私にとって大きな学びでした

さて、10周年PARTYには久しぶりに会う懐かしいメンバーがいたり、社内恋愛で結婚したカップルがいたりその子供がいたりしました
なぜか、デジパのメンバーは社内恋愛をすると私のところに報告に来ます
別に知っているので、報告に来られても困るのですが
起業家となったメンバー8名も参加してくれており楽しい時間を過ごしました

コーディングもデザインもできないのに、よくこの業界で社長業をやってこられたとつくづく思います
思えば、いいメンバーに支えられた10年でした

10年間支えていただいた、お客様、パートナー、社員の皆さんに改めて御礼申し上げます
心を新たに進化していきたいと思います