「ずっと愛着をもって使い続けられるもの」をコンセプトに環境に配慮した製品の販売や、社内の自給自足率向上を目指して活動しているZUTTOの松本靖行氏に、これからのこと、ビジネス展開などについてうかがった。
- 桐谷
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赤坂のビルから新木場の倉庫に引っ越しされて、だいぶ変りました?
- 松本
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そうですね。毎日楽しんでやってます。倉庫なので掃除とかは自分たちでやらなければいけないので、大変さはあるのですが(笑)
- 桐谷
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社員ともども、ZUTTOさんはニュータイプの会社だなと思っています(笑)いまレバレッジを効かせてリアル経済の何十倍もの大きさになったバーチャル経済が崩壊しましたが、そうなると今度はリアル経済の方に注目がいくと見ています。
そんな中、ZUTTOさんがやっていることは、こらからのビジネスのあり方を示唆しているように思います。そのひとつがエコ対策。ZUTTOさんは「ずっと使える」というコンセプトのネット通販を通して、持続可能な社会を目指している。グリーン電力もいち早く取り入れたことをはじめ、「自分のところの社員の食べるものは自分のところで作る」というコンセプトで自給自足率100%を目指して農業をされているとか。かなり先進的なモデルだと思います。

- 松本
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もともとはデジパさんと同じくインターネットの業界で仕事をしていて、まだまだ収益の部分ではインターネットの広告事業であったり、インターネットを使った物販、メディア事業など、インターネットに付随するものが多くなっています。ガラッと変えるつもりはないのですが、徐々にリアルに移行できればと思っています。これからはインターネットだけに特化するのではなく、リアルな部分とうまく組み合わせて新しいビジネスモデルができないかなと思っています。
農業も、もともと「事業を通じて社会問題を解決していくものを作り上げたい」という想いがありまして、食料問題などをいろいろ調べていたのですが、調べるよりやった方が早い(笑)というわけで、2年前から田んぼにかかわるようになりました。そして今年はじめて会社で田んぼを持つようになりました。
- 桐谷
それはどこですか?
- 松本
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栃木県です。貸してくれる会社があって、教えてくれる農家があったので今年1年修行しました。先週脱穀をして精米して、26キロの袋で17袋くらい、350~400キロ取れました。
- 桐谷
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田んぼの広さはどれくらい?
- 松本
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専門用語で言うと1反5畝、400坪くらいでしょうか。社員が1年間お米を食べていける分を取りたいと言うことを農家さんに相談をして決めました。いま社員は20人くらいで一人暮らしの人が多いですから、来年社員はお米買わなくても大丈夫かなと(笑)
- 桐谷
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玄米で持っておけばいいですからね。
- 松本
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備蓄しておこうと思って精米機を買って、食べる直前に精米しています。こうした農業も将来ビジネス化していきたいと思っています。その前段階として自給自足会社を目指しているので、まず第一段階は達成できました。もちろんお米だけではダメなので、野菜とか水とか。水もなんとか確保できそうです。富士山まで行きまして、井戸を持ってらっしゃる方に分けてもらえることになりそうです。
- 桐谷
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それは販売も考えているわけですか。
- 松本
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そうですね。販売できるだけのクオリティがあります。富士山の水はとてもいいんだそうです。近くに食品メーカーさんの工場がありまして、井戸を掘って水を汲んでいるのですが、それをどこか飲料メーカーに卸して、飲料メーカーのブランドで販売しているそうです。
- 桐谷
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リアルな部分を追いかけて行って、最終的にはメーカーを目指されるのですか。
- 松本
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そうですね。本当に必要なものを社会に提供できるメーカーを目指したい。社会問題を解決するビジネスを展開する企業を目指したいんです。たとえば、いま通販で扱っているベルギーの洗剤「エコベール」には、リフィル、詰め替えがありません。むこうでは空の容器をスーパーとかに持っていって入れてもらうのだそうです。日本ではそういうモデルがないんですね。
※インタビューに掲載されている企業・団体様の活動と弊社は一切関わりがございません。






