NTTレゾナント メディア事業部 「緑のgoo」|業界インタビュー

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検索を利用するだけで、その収益の15%相当が環境団体に寄付される「緑のgoo」がスタートして約3ヶ月。着々と「gooの木」は成長を見せている。数々の企業が環境に対する取組みを派手にアピールする中、あくまでユーザを主体として地道な活動を続ける「緑のgoo」についてうかがった。

聞き手

デジパ:畠山

畠山

デジパでは2007年7月1日から使用電力の半分を「グリーン電力(自然エネルギー)」でまかなっていたり(参考記事)、またエコ製品の積極的導入などのグリーン調達、あるいは「エコひいき.net」というサイトを立ち上げる等、さまざまな環境に対する取組みを推進しているところですが、そのなかで、できることから始める、身近な環境貢献活動という「緑のgoo」に大変興味を持っています。これはどういった経緯でスタートしたものですか。

永井

私と澤村は検索の担当で、ウェブ検索の利便性向上に日々取り組んでいます。競合他社さんもいる中で、より「gooウェブ検索」を使って頂くために、どういうキッカケを作るかということを考えていました。ここ1~2年は、機能強化など差別化のポイントをずっと探っていのですが、機能強化で差別化をはかってもなかなか成果を図りづらい状況にありました。

もっと何か付加価値をご提供できないか探っていたところ、2007年6~7月頃、澤村が海外で行われていた寄付を行うサイトの活動に着目し、たとえば「検索の結果に表示される広告収益の何パーセントかを環境のために寄付をする。ユーザさんに全く負担をかけずにわれわれが寄付を代行する仕組みはどうだろう」という話になりました。

環境問題に興味を持っていながらも二の足を踏んでいる,環境貢献したいけれど自分で募金することはなかなかできないユーザさんに、情報を調べるという普段あたりまえに行っている行為の中で間接的に環境貢献ができる。「緑のgoo」を使うことでその付加価値を得られるというところで、他社さんをお使いだったり、「goo」を知らなかった方々にわれわれのウェブ検索を使って頂くキッカケを作れるのではないかと考えました。

インタビューの様子写真
(上記画像)左から、NTTレゾナントメディア事業部、検索担当 永井孝久氏、同 澤村正樹氏、広報担当 新地夏代氏

畠山

スタートしてちょうど3ヶ月くらいのところですけど、ユーザさんの反応はいかがですか。

澤村

「goo」では「環境goo」というのをずっとやっていますので、そこから「環境goo」での新しい取組みというイメージもあって予想以上の反応がありました。今回の場合はいわゆる情報を受け取るだけではなく、自分のいつもの行為にもうワンアクション付け加える目新しさもあるようです。

畠山

「gooの木」もずいぶん成長してますね。

永井

おかげさまで日々(笑)。

今回の企画に関して、ユーザさんに利用して頂くための広報活動はあまり行っていなかったんですね。この企画でどれだけ広がりが出てくるのか、当初想定していなくて、やってみたところ広報活動をあまり行わないにも関わらず、ユーザさんにブログパーツを貼って頂いたり、ツールバーをインストールして頂いたりとか、そういったことを地道に続けて頂けた結果、効果が出ているんだと思います。

畠山

検索するだけで環境貢献できるというのがポイントですね。

澤村

ワンクリック募金のブログパーツというのはあったんですけど、ワンクリック募金の場合は、募金したいという人だけがクリックするわけですが、「緑のgoo」はそういう風に意識しなくても、そのまま検索を使っているだけできてしまいます。かなり敷居を下げている、身近なものにできていると思います。

新地

日常生活でやっていることを何か別のことに置き換えるだけ。置き換えることで何も不便なことはありませんよ、というところがポイントだと思います。

畠山

もちろんポータルとしての価値が高まる相乗効果もありますし。

永井

あとは検索をすればするほど「gooの木」が増えるということろ。ユーザさんにとっては、自分がこれだけ環境に貢献できている、その貢献度合いがフィードバックされる仕組みになっているところがウケているのかなと思います。

畠山

そういうブログパーツをうまく利用されていると思ったのですが、「緑のgoo」は広告クリックしたお金の15%相当が環境団体に寄付される仕組みなので、もしかしたら、意図的にたくさんクリックする人が出てくるとかリスクあると思うのですが。

澤村

過剰クリック、スパムですね。これに関しては、普通の検索の連動広告においてもあるので、その辺りは広告配信側の機能でシステム的にチェックしています。

畠山

いろいろな環境団体の中から、寄付する先をFoE Japanさんにした決め手はどこですか。

永井

寄付先の団体さんが具体的にどういう活動をしているのか分かっていないと、なかなか寄付することはできません。そこで「環境goo」の担当と人的なつながりのある複数の団体さんと話をさせて頂いた中で、「緑のgoo」の趣旨にご理解をいただいたFoE Japanさんにまずは寄付させていただくことになりました。

実際のところを木を植えて二酸化炭素を削減することをやりたいなと考えたのですが、植樹をされている人たちと会ったところ、企業が寄付する際に「植樹に寄付させてくれ」とか「動物保護に寄付させてほしい」という要望を出されることがあるのですが、実際に行うには人件費や雑費に非常にお金がかかってしまい、事実上特定の目的だけに寄付されても難しい現状があるというお話を頂きました。そこで団体さんの活動自体に賛同して、寄付したお金は活動全体に活かして頂くというカタチにしています。

畠山

FoE Japanさんだけでなく、ほかの団体にも寄付するのでしょうか。

永井

今後「環境goo」の担当者と相談しながら、いくつかの団体さんへの寄付を行っていこうと思っています。やはり団体さんによって活動内容が異なり、たとえば森林の保護をやっていたり、FOE Japanさんでは中国の砂漠緑化をやっていたりするので、いくつかの団体さんに順番に寄付していくカタチにしようかなと思っています。

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