2007年7月15、16日に開催されるウェブクリエイター向けイベント「Web標準の日々」を前に、CSS Niteを主催している株式会社スイッチの鷹野雅弘氏に、ウェブ標準を取り巻く状況やCSS Niteのこれからの展開についてうかがってみた。
- 聞き手
デジパ 両見、平澤
- 両見
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ウェブサイト制作のほか、本もお書きになり、セミナーイベントも主催されていますが、そもそもウェブに関わるきっかけは?
- 鷹野
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高校生の頃からミニコミを作って文章書いたりレイアウトしたり、広告営業したりみたいな、その手のことが好きで、DTPには自然にはまりました。理工学系でコンピュータを勉強したり、美術系の学校を出ているわけでもないのですが、エディトリアル系のグラフィックデザインが自分のベースなんです。
インターネットが出てきたときには、パソコン販売店で働いていました。ソリューション営業というか、手厚いサポートをウリにしていたので、お客様の要望で接続のサポートをしたり、ちょっとしたウェブページを作ったりしていたんですが、ウェブはメディアになるなと、ひらめいてからずっと追いかけていますね。
- 両見
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CSS Niteはどんないきさつでスタートされたんですか?
- 鷹野
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ちょっとしたつてでアップルストアの方から声がかかり、単発で何回かDTPやウェブのトピックで銀座のシアターで喋ったんです。そこそこ人がはいったこともあって「連続ものやってみませんか?」というオファーを頂いて、「自分が聞きたい人を呼んできて、その人に喋ってもらおう」みたいなことを考えたんです。ちょうど、CSSレイアウト、ウェブ標準、アクセシビリティといったテーマが熱くなってきたタイミングだったこともあり、3回の予定だったんですが、6回、1年とだんだん伸びて、結局、この3月まで18ヶ月、マンスリーで開催しました。
「知的探求心の私利私欲」って呼んでいるんですが、ひとりのウェブサイト制作者の視点で自分の聞きたいことや気になる人を追いかけてみたところ、それが皆さんに響いたのでしょう。もちろん、各回のゲストの方の知名度も手伝って、特にお金をかけずに集客することができました。

(上記画像左側)スイッチ鷹野雅弘氏(同右側)CSS Nite 公式ブログ
- 平澤
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イベントにはいろいろな人が集まってますね。
- 鷹野
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そうですね。ウェブの世界は本当に動きが激しい。突然新しいものが出てきて、いままで学んでいたものが時代遅れになるのは日常茶飯事。いくら勉強をやってもやりきれない。でも「やるんだったら楽しくやろう」と面白がって取り組んでいる人たちが集まっているように思います。
コーダーとかマークアップエンジニアと呼ばれるような職種にはクリエイティビティは必要でないみたいなことを言われたりといった状況がありますが、実際そんなことありませんよね。確かに、ソースコードまで評価するクライアントはあまりいないけど、マークアップという作業は単純な作業ではありません。
ワークフローの最後の方にいるためにスケジュールのしわ寄せを受けていたり、社内で孤独に戦いながらキャリアパスも見えないといった状況で、「あ、僕ってこうなっていくのかな」、「私の目指すところはここかもしれない」とかロールモデル(目標)が見えたり、「なんだ、みんなここで困ってるんだな」みたいな共感を得ることをができる「場」としてCSS Niteが機能したみたいなんですね。
あと、益子貴寛さんや長谷川恭久さんなど、業界を引っ張る「スター選手」が、フレンドリーでオープンマインドだというのもポイント高いかもしれません。いわゆる「クリエーター系」の人種とは、まったく違う「バイブ」があります。






