アロハス 代表取締役 吉原亘氏|特別インタビュー

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桐谷

物流もやられているのが凄いなあと思います。御社だからこそできるんでしょうね。

吉原

規模が小さくアナログ的な運営だからできているんです。大手がやらないこと、やれないことをベンチャーがやることに意味があると思います。1回の買い物でいろいろなお店のものが買えて、しかも一箱で送ってくれるというのは大手ECモールさんにも真似できません。これもお客様にとっては利便性のひとつかなと思います。

桐谷

1年や2年なら誰でもできるんですが、やはりこれを続けることが大切ですね。

吉原

最近のネットビジネスは短命になってきているので、3年くらいでひとつの大きな勝負になるのかなと思っています。漠然としたものですが、今後他地域へ展開していきたいという考えもあります。今モデルづくりをしているのですが、これは自分たちの力だけではどうしようもない。これからどういう仕組みでやるのかも含めて、今2期目なんですが、3期目にはなにかしらカタチにしたいと思っています。

今、みんなの経済新聞ネットワークというのが他地域に展開し始めていて、興味を持ってみています。たぶんテンプレートはなにかのCMSを使っていて、簡易に更新できるローカルサイトになっています。ここは、今見ているシブヤ経済新聞に六本木経済新聞の見出しが出てきたりして、横展開がうまく作られています。ツリープというブランドがひとつ確立できれば、こんな感じに横展開していくときスムーズになるじゃないかと考えています。

桐谷

日本全国に○○ツリープができるという・・・

吉原

いや、まだわからないですけど(笑)。一応当初の思惑としては、もしこのモデルでお客さんが喜んでくれて、ツリープをご利用くださるのであれば、他地域に展開する価値はあるのではないか。別に自分たちが儲けたいというのではなくて、ニーズはあるのではないかと考えています。そしてほかに同じようなことを考えている方いらっしゃれば、そういう方達と一緒にやれるようにしていきたいと思っています。

沖縄とか屋久島とか一部の地域で人口が増えているのに対して、反対に少なくなっている地域もあります。他地域に展開していくときには、また違った可能性といいますか、まだ認知されていないけれども日本の伝統文化やライフスタイルが残っていて、それをうまく伝えることで、何かお役に立てるのであればやりたいと思います。

桐谷

ネットのコミュニティってもうマクロ的なものは飽きてしまっていて、細分化されていく流れが起きていますよね。そして地域の活性化というのは大きなマーケットであり課題でもある。そういう意味ではこれを成功させたら、間違いなく地域活性化のプロフェッショナルとして認知されますね。

吉原

まずは自分たちの会社がしっかりして、成果を出していくていくのが大事ですね(笑)そのために顧客とのコミュニケーションをもっと大事にしてやっていきたい。いまはワークショップにも力を入れています。

沖縄でも屋久島でも、面白い体験型ワークショップがいっぱいあるのに、なんで自然がこんなにある鎌倉にはないんだろうと。最近は鎌倉でよい先生とたくさん知り合えて、今度は銀座でワークショップをやろうという新しい展開も出てきています。キャリア志向の学びというのはたくさんあるのですが、それとは別に、自分の内面から幸せになるための学びを欲している人も結構多いんじゃないかと思っています。僕らは味噌づくりをやったり、マクロビオティックの料理教室をやったりしているのは、そういうニーズを満たすためなのです。

桐谷

そういう意味では、ウェブサービスを提供する会社という認識はあまりないんでしょうね。

吉原

ウェブはマーケティングのツールでしかありません。もともと小資本なので、ウェブサイトにあまりお金もかけられない。でも Movable Typeのような安価なツールが出てきたり、レンタルサーバもデジカメもすごく安くなってきました。それで自分たちがやりたいビジネスに集中できる。1~2年前だったらウェブサイトの更新をしたりページを作ることからして、すごく苦労していたはずだと思うのですが、それらの作業にかかる工数を省力可できるようにウェブが進化した、このタイミングではじめられてラッキーでした。

鎌倉ツリープキャプチャ画像
(上記画像左側)鎌倉・江の島の観光・生活情報ポータルサイト「鎌倉ツリープ」

桐谷

ちょっと聞きたいんですけど、「市民記者」というのがありますよね。あれはどういうものなんですか?

吉原

行事であるとか、自然環境であるとか特定の分野に精通した方に、生活者としての視点で記事を書いて頂く試みです。ただ自分たちはSNSをやっているわけではなくて、いまはサイト全体として、30歳前後の女性という読者を想定していて、そうした読者に向かって記事を書き、お店や商品を選び、ワークショップを企画しています。一定のターゲットに向かって編集されたコンテンツを配信するので、まったく自由に書いていただくわけではありません。ですから正直なかなか難しいところがあります。良質なコンテンツを提供するために一般の方のお力をお借りしたいのですが。

桐谷

ウチも自分たちでSQ Life (SQライフ)というスピリチュアル系コンテンツをやってるんですけど、やはり同じ問題があって、自分たちである程度セグメントしていかなければならないというジレンマがあるんです。

吉原

そうですね。社内でコストもかかってきますし。ただ、あのスピリチュアル系のコンテンツには興味がありますね。ロハスとも関わる部分があって、ウチのワークショップでもスピリチュアル系の引き合いは多いです。

桐谷

実はワークショップ・オタクで(笑)何か資格を取りたいというより、自分の内面を高めるため20代の頃からいろいろやってきました。そういう経験からビジネスに持ってくるというのはありますね。

吉原

確かにビジネスの発端ってそういうことが大きいですね。儲けようと思って、儲かりそうだからやるっていう人も多いと思いますけど、自分の関心のあるところでもっと多くの人が幸せになるためにやるほうがいざというとき強いと思いますね。

桐谷

お忙しいところありがとうございました。

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※インタビューに掲載されている企業・団体様の活動と弊社は一切関わりがございません。

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